17.2. メモリー自動予約の最小しきい値
kexec-tools
ユーティリティーは、デフォルトで、crashkernel
コマンドラインパラメーターを設定し、kdump
用に一定量のメモリーを予約します。ただし、一部のシステムでは、ブートローダー設定ファイルで crashkernel=auto
パラメーターを使用するか、グラフィカル設定ユーティリティーでこのオプションを有効にすることで、kdump
用のメモリーを割り当てることが可能です。この自動予約を機能させるには、システムで一定量の合計メモリーが使用可能である必要があります。メモリー要件はシステムのアーキテクチャーによって異なります。システムのメモリーが指定のしきい値よりも小さい場合は、メモリーを手動で設定する必要があります。
アーキテクチャー | 必要なメモリー |
---|---|
AMD64 と Intel 64 ( | 1 GB |
IBM Power Systems ( | 2 GB |
IBM Z ( | 1 GB |
64-bit ARM | 1 GB |
起動コマンドラインの crashkernel=auto
オプションは、RHEL 9 以降のリリースでは対応しなくなりました。