10.3. 仮想化環境で誤ったソフトロックアップ
ゲスト OS における ソフトロックアップ 警告は、ホスト OS のワークロードやリソース競合によって引き起こされる誤報である可能性があります。物理ホストではこれらの警告はバグを示すものですが、仮想化環境では、ホストがゲスト CPU を長期間スケジュールアウトした場合に、誤った警告が発生する可能性があります。
ホストのワークロードが重い場合や、メモリーなどの特定のリソースに対する競合が激しい場合は、誤ったソフトロックアップが発生する可能性があります。これは、ホストがゲスト CPU のスケジューリングを 20 秒超中断する場合に起こります。ゲスト CPU がホスト上で再度実行されるようにスケジュールされると、時間のジャンプ が発生し、それによって期限が来たタイマーが作動します。タイマーには、ゲスト CPU のソフトロックアップを報告できる hrtimer ウォッチドッグも含まれます。
仮想化環境でのソフトロックアップは誤りである可能性があります。ソフトロックアップがゲスト CPU に報告する際にシステムパニックをトリガーするカーネルパラメーターを有効にしないでください。
ゲストのソフトロックアップを理解するには、ホストがゲストをタスクとしてスケジュールしてから、ゲストが独自のタスクをスケジュールしていることを理解することが重要になります。