4.2. 新しい Seam プロジェクトの設定
Eclipse を起動して Seam パースペクティブを選択してください。
最初に新しいプロジェクト名を入力します。 このチュートリアルではプロジェクト名に
helloworld を使用します。
次に、JBoss Developer Studio に JBoss Enterprise Application Platform ランタイムを伝える必要があります。この例では、JBoss Enterprise Application Platform 5 を使用しています。JBoss Enterprise Application Platform を選択するプロセスは 2 つあります。最初にランタイム環境を決めます。この場合、JBDS から事前定義した JBoss Enterprise Application Platform を選択することになります。
ランタイムの名前を登録し、ハードドライブ上でそれを検索します。
次に JBoss Developer Studio がプロジェクトをデプロイできるサーバーを定義する必要があります。JBoss Enterprise Application Platform 5.0 と 1 つ前のステップで決めたランタイムを選択し、サーバー名を入力して をクリックします。
次の画面では、サーバーの設定を確認して をクリックします。
いま作成したランタイムとサーバーが選択されていることを確認します。Configurations で Dynamic Web Project with Seam 2.2 を選択し、Next をクリックします。
次の 3 画面ではプロジェクトをさらにカスタマイズすることができますが、ここではデフォルトが適切です。最後の画面まで をクリックして進んでください。
ここでは JBoss Developer Studio にはご使用の Seam ダウンロードに関する情報が必要です。新しい を追加します。その名前を入力し、バージョンとして を選択するようにしてください。
ここでの最も重要な選択は、プロジェクトのデプロイを EAR、WAR のどちらかで行うかということです。EAR プロジェクトは Enterprise JavaBeans 3.0 (EJB3) に対応しており、Java EE 5 が必要です。WAR プロジェクトは EJB3 に対応していませんが、J2E 環境にデプロイ可能です。WAR のパッケージも理解しやすく、このチュートリアルでは WAR デプロイメントを使用していると仮定しています。ただし、プロジェクトが EAR でデプロイされていても、これらのステップで進んでいくことは可能です。Enterprise Application Platform はいずれのデプロイメントのタイプにも対応しています。
次に、使用しているデーターベースのタイプを選択します。このチュートリアルでは、既存のスキーマで MySQL がインストールされていると仮定します。JBoss Developer Studio にデーターベースについて伝え、データーベースとして を選択し、接続プロファイルのタイプ MySQL を選びます。 を選択し、名前を入力します
ドロップダウンメニューより既存の MySQL ドライバを選択し、データーベースの名前、JDBC、URL、JDBC ユーザー名、パスワードを指定します。
JBoss Developer Studio にはどのデーターベースにも共通のドライバが付いています。MySQL の場合、JBoss Developer Studio に、ご使用の MySQL JDBC ドライバの場所を伝える必要があります。ドライバの場所を伝えるには、ドロップダウンの一覧のすぐ右にある Δ (デルタ) のアイコンをクリックします。
2 つ目のタブ で、MySQL 5 JDBC ドライバの場所を設定する必要があります。次に をクリックします。
最後に新たに作成されたドライバを選択します。
既存のデータモデルで作業をしている場合は、既にテーブルが存在していることを必ずデータベースに JBoss Developer Studio に知らせてください。
接続に使用するユーザー名とパスワードを確認して、 ボタンで接続をテストします。テストが正しく動作したら をクリックして Seam Project Wizard に戻ります。
最後に、 生成された Bean のパッケージ名を確認して、 問題なければ をクリックします。
JBoss Developer Studio は WAR と EAR のホット再デプロイメントに対して高度なサポートを提供します。残念ながら、JVM のバグのため EAR の再デプロイメントを繰り返すと (開発段階では一般的です)、最終的には JVM が perm gen (permanent generation) 領域を使い果たすことになります。このため、開発段階では大規模な perm gen 領域を持つ JVM で JBoss Enterprise Application Platform を稼働させることが推奨されます。事前定義した JBoss Enterprise Application Platform 5.0 ランタイムを使用する場合は、最適値は設定されますが、ご使用の環境に適するようカスタマイズすることが可能です。
メモリが限られている場合は、以下が推奨される最小値です。
-Xms256m -Xmx512m -XX:PermSize=128m -XX:MaxPermSize=256
-Xms256m -Xmx512m -XX:PermSize=128m -XX:MaxPermSize=256
のサーバーで右クリックし、 を選択します。
次に、開いている Server プロパティで をクリックし VM 引数を変更します。
JBoss Enterprise Application Platform を起動してプロジェクトをデプロイするには、作成したサーバーで右クリックし、 をクリックします (またはデバッグモードで開始するには をクリックします)。
プロジェクトディレクトリに XML 設定ドキュメントが生成されます。 これらのドキュメントは複雑に見えるかもしれませんが、 主に標準 Java EE で構成されるため複数の Seam プロジェクト間であっても変更を行う必要性はほとんどありません。