33.2.3. ケース 2: HTTP セッション複製の存続
ステートフルセッション Bean を非活性化するときに HTTP Session が使用されますが、セッションの複製を有効にしたクラスタ環境では HTTP Session も非活性化にできます。 永続マネージャはシリアライズ化できないため、HTTP Session の非活性化では通常永続マネージャを破棄することになります。
エンティティインスタンスが対話に初めて配置されるときに Seam はそのインスタンスをラッパーに埋め込みます。これにはシリアライズ後に永続マネージャとインスタンスを再度関連付けを行うための情報が含まれています。 アプリケーションがノードを変更すると (サーバーに障害が発生した場合など)、Seam の MEI は永続コンテキストを再構築します。 永続コンテキストはデータベースから再構築されるため、 インスタンスに対して保留となっていた変更は失われます。 ただし、 Seam の楽観的ロックにより、 ファイルが変更している場合に 1 インスタンスの複数のバージョンが発生すると最新の変更のみが受け付けられるようになっています。
重要
アプリケーションが HTTP Session 複製でクラスタにデプロイされる場合は MEI を使用しなければなりません。