4.6. JBoss Developer Studio を使った Seam と増分ホットデプロイメント
JBoss Developer Studio は特に設定を行うことなく Facelets のページや
pages.xml ファイルの増分ホットデプロイメントに対応しています。ただし、Java コードを変更したい場合は Full Publish を行うことで、アプリケーションを完全に再起動する必要があります。
Seam は高速の編集 / コンパイル / テストのサイクルを目的とした JavaBean コンポーネントの増分再デプロイメントをサポートしています。この機能を使用するには、JavaBean コンポーネントを
WEB-INF/dev ディレクトリにデプロイする必要があります。これで、JavaBean コンポーネントは WAR または EAR クラスローダの代わりに特別な Seam クラスローダによってロードされます。
この機能には以下のような制限があります。
- コンポーネントは JavaBean コンポーネントでなければなりません。 EJB3 Bean コンポーネントは使用できません (この制約は修正中です)。
- エンティティはホットデプロイされることはありません。
components.xmlでデプロイされたコンポーネントはホットデプロイできない場合があります。- ホットデプロイ可能なコンポーネントは
WEB-INF/devの外部にデプロイされたクラスからは見えません。 - Seam デバッグモードを有効にして
jboss-seam-debug.jarをWEB-INF/libに配置する必要があります。 web.xmlに Seam フィルタをインストールしなければなりません。- システムに負荷がかかりデバッグが有効な場合は、エラーが表示されることがあります。
JBoss Developer Studio で作成した WAR プロジェクトでは、増分ホットデプロイメントはそのまま使用可能です。ただし、JBoss Developer Studio は EAR プロジェクトの増分ホットデプロイメントには対応していません。