第1章 Seam チュートリアル


1.1. Seam サンプルの使用

Seam にはそのさまざまな機能の利用方法をデモ形式で示してくれるサンプルアプリケーションが備わっています。 本チュートリアルでは Seam のユーザーにその使い方を理解していただけるよういくつかのサンプルを見ていくことにします。Seam のサンプルは Seam ディストリビューションの examples サブディレクトリに置かれています。 登録に関する最初の例は examples/registration ディレクトリにあります。
各サンプルは同じディレクトリの構造をしています。
  • view ディレクトリには Web ページテンプレート、イメージ、スタイルシートなどビュー関連のファイルが入っています。
  • resources ディレクトリにはデプロイメント記述子やその他の構成ファイルが入っています。
  • src ディレクトリにはアプリケーションソースコードが入っています。
サンプルはすべて Ant build.xml よりビルドし実行されるため、始める前に Ant の最新版をインストールしておく必要がある点に注意してください。

1.1.1. JBoss AS でのサンプルの実行

サンプルは JBoss Enterprise Application Platform での使用向けに設定されています。共有ファイル build.properties (ご使用の Seam installation のルートフォルダ内) の jboss.home を JBoss AS installation の場所に設定する必要があります。
JBoss AS の場所を設定してアプリケーションサーバーを起動したら、 いずれのサンプルもそのディレクトリ内で ant explode と入力するとビルドとデプロイを行うことができます。 EAR (Enterprise Archive) としてパッケージ化されたサンプルは /seam-example のような URL にデプロイします。 example はサンプルフォルダの名前です。 これには例外がひとつあります。 サンプルフォルダが「seam」で始まる場合、 プレフィックスの「seam」は省略されます。 たとえば、 JBoss AS がポート 8080 で実行中の場合、 Registration サンプルの URL は http://localhost:8080/seam-registration/ になるのに対し、 SeamSpace サンプルの URL は http://localhost:8080/seam-space/ になります。
一方、サンプルが WAR としてパッケージ化されている場合は、/jboss-seam-example のような URL にデプロイします。

注記

groovybooking、 hibernate、 jpa、 spring など WAR としてしかデプロイできないサンプルがいくつかあります。

1.1.2. サンプルのテストの実行

ほとんどのサンプルには TestNG 統合テストスィートが同梱しています。テストを実行する最も簡単な方法は ant test を実行することです。
TestNG プラグインを使って IDE 内でテストを実行することも可能です。そのためには、Eclipse IDE で Seam テストケースを実行またはデバッグする前に Ant テストを実行する必要があります。詳細は、Seam ディストリビューションのサンプルディレクトリにある readme.txt を確認してください。
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