第30章 組み込み Seam コンポーネント
本章では Seam の組み込みコンポーネントおよびその設定プロパティについて説明していきます。 組み込みコンポーネントは
components.xml ファイルに記載されていなくても自動的に作成されます。ただし、デフォルトのプロパティを上書き、または特定タイプのコンポーネントを複数指定する必要がある場合は components.xml を使用します。
@Name を使って適切な組み込みコンポーネントにちなみ独自のクラスに名前を付けるだけでいずれの組み込みコンポーネントも独自の実装に置き換えることができます。
30.1. コンテキストインジェクションのコンポーネント リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
最初の組み込みコンポーネントセットは各種のコンテキスト依存オブジェクトのインジェクションをサポートしています。 たとえば、 次のコンポーネントインスタンスの変数により Seam セッションのコンテキストオブジェクトがインジェクトされます。
@In private Context sessionContext;
@In private Context sessionContext;
org.jboss.seam.core.contexts- Seam Context オブジェクトへのアクセスを提供するコンポーネントです。 たとえば、
org.jboss.seam.core.contexts.sessionContext['user']など。 org.jboss.seam.faces.facesContextFacesContextコンテキストオブジェクトのマネージャコンポーネントです (正確には Seam コンテキストではありません)。
これらコンポーネントはすべて常にインストールされます。