第22章 Samba
Samba は SMB プロトコルを使用して、ネットワーク接続全体でファイルとプリンターを共有します。このプロトコルをサポートするオペレーティングシステムには、Microsoft Windows、OS/2、および Linux が含まれます。
Red Hat Enterprise Linux 4 カーネルには、ext3 ファイルシステムの アクセス制御リスト (ACL)サポートが含まれています。Samba サーバーが、ACL が有効になっている状態で ext3 ファイルシステムを共有し、クライアントシステムのカーネルが ext3 ファイルシステムからの ACL の読み取りに対応する場合、クライアントは ACL を自動的に認識し、使用します。ACL の詳細は、14章アクセス制御リスト を参照してください。
22.1. Samba を使用する理由
Samba は、Windows マシンと Linux マシンの両方のネットワークがある場合に役立ちます。Samba は、ネットワーク内のすべてのシステムでファイルおよびプリンターを共有できるようにします。Linux マシン間でのみファイルを共有するには、21章Network File System (NFS) で説明されているように NFS を使用します。Linux マシン間でプリンターを共有する場合は、Samba を使用する必要はありません。33章プリンターの設定 を参照してください。