17.9. ホストの管理
ホスト タブ では、
/etc/hosts
ファイルにホストを追加、編集、または削除できます。このファイルには、IP アドレスと対応するホスト名が含まれます。
システムが IP アドレスにホスト名を解決したり、IP アドレスのホスト名を判別したりしようとすると、ネームサーバーを使用する前に
/etc/hosts
ファイルを参照します(デフォルトの Red Hat Enterprise Linux 設定を使用している場合)。/etc/hosts
ファイルに IP アドレスが記載されている場合は、ネームサーバーは使用されません。ネットワークに IP アドレスが DNS に記載されていないコンピューターが含まれている場合は、/etc/hosts
ファイルに追加することが推奨されます。
/etc/hosts
ファイルにエントリーを追加するには、Hosts タブに移動し、ツールバーの ボタンをクリックして要求された情報を指定して、OK をクリックします。 => を選択するか、Ctrl+S を押して、/etc/hosts
ファイルへの変更を保存します。ファイルの現行バージョンは、アドレスが解決されるたびに参照されているため、ネットワークサービスまたはネットワークサービスを再起動する必要はありません。
Warning
localhost
エントリーは削除しないでください。システムにネットワーク接続がない場合や、ネットワーク接続が常に実行している場合でも、一部のプログラムは localhost ループバックインターフェースを介してシステムに接続する必要があります。
図17.15 ホストの設定
[D]
ヒント
ルックアップ順序を変更するには、
/etc/host.conf
ファイルを編集します。行の 順序ホストでは、bind
は /etc/hosts
がネームサーバーよりも優先されます。行を order bind に変更すると、ホスト
は最初にネームサーバーを使用してホスト名と IP アドレスを解決するようにシステムを設定します。IP アドレスをネームサーバーで解決できない場合、システムは /etc/hosts
ファイルで IP アドレスを検索します。