33.3. Samba(SMB)プリンターの追加
メインの Printer Configuration Tool ウィンドウで ボタンをクリックして、図33.2「プリンターの追加」 にウィンドウを表示して、Samba(SMB)ベースのプリンター共有を追加できます。Printer Name フィールドにプリンターの一意の名前を入力します。プリンター名には、文字、数字、ダッシュ(-)、およびアンダースコア(_)を使用できます。スペースを含めること はできません。
また、説明 フィールドおよび Location フィールドを使用して、このプリンターと、システムに設定した可能性のある他のプリンターをさらに区別することもできます。これらのフィールドはいずれも任意で、スペースを含めることができます。
図33.5 SMB プリンターの追加
[D]
図33.5「SMB プリンターの追加」 で示されているように、利用可能な SMB 共有は自動的に検出され、Share 列に表示されます。Workgroup の横にある矢印(
)をクリックして展開します。拡張されたリストからプリンターを選択します。
検索するプリンターが一覧に表示されない場合は、smb:// フィールドに SMB アドレスを入力します。computer name/printer share の形式を使用します。図33.5「SMB プリンターの追加」 では、プリンター共有 は r2 で、コンピューター名 は dellbox になります。
ユーザー名 フィールドには、プリンターにアクセスするユーザー名を入力します。このユーザーは、SMB システムで存在している必要があり、ユーザーはプリンターへのアクセス権限を持っている必要があります。デフォルトのユーザー名は通常、Windows サーバーでは
guest
、または Samba サーバーの場合は nobody
です。
ユーザー名 フィールドに指定したユーザーの パスワード (必要な場合)を 入力 します。
次に、プリンタータイプを選択します。詳細は、「プリンターモデルの選択と完了」 を参照してください。
Warning
Samba プリンターのユーザー名およびパスワードは、root および lpd が読み取り可能な暗号化されていないファイルとしてプリンターサーバーに保存されます。そのため、プリンターサーバーに root アクセスを持つ他のユーザーは、Samba プリンターへのアクセスに使用するユーザー名とパスワードを表示できます。
そのため、Samba プリンターにアクセスするためのユーザー名とパスワードを選択する場合は、ローカルの Red Hat Enterprise Linux システムへのアクセスに使用するパスワードとは異なるパスワードを選択することが推奨されます。
Samba プリンターサーバーで共有するファイルがある場合も、印刷キューで使用されるパスワードとは異なるパスワードを使用することが推奨されます。