第17章 Network Configuration
相互に通信するには、コンピューターにネットワーク接続が必要です。これは、オペレーティングシステムがインターフェースカード(Ethernet、ISDN モデム、トークンリングなど)を認識し、ネットワークに接続するようにインターフェースを設定することで実行できます。
Network Administration Tool を使用すると、以下のタイプのネットワークインターフェースを設定できます。
- イーサネット
- ISDN
- modem
- xDSL
- トークンリング
- CIPE
- ワイヤレスデバイス
IPsec 接続の設定、DNS 設定の管理、および追加のホスト名と IP アドレスの組み合わせの保存に使用する
/etc/hosts
ファイルの管理にも使用できます。
ネットワーク管理ツール を使用するには、root 権限が必要になります。アプリケーションを起動するには、 (パネルのメインメニュー)=> => に移動するか、シェルプロンプトで system-config-network コマンド( XTerm や GNOME ターミナルなど)を入力します。コマンドを入力すると、X が実行されているとグラフィカルバージョンが表示されます。それ以外の場合は、テキストベースのバージョンが表示されます。
コマンドラインのバージョンを使用するには、root でコマンド system-config-network-cmd --help を実行して、すべてのオプションを表示します。
図17.1 ネットワーク管理ツール
[D]
ヒント
Red Hat Hardware Compatibility List(http://hardware.redhat.com/hcl/)を使用して、Red Hat Enterprise Linux がハードウェアデバイスに対応しているかどうかを確認します。
17.1. 概要
Network Administration Tool を使用したネットワーク接続を設定するには、以下の手順を実行します。
- 物理ハードウェアデバイスに関連付けられたネットワークデバイスを追加します。
- ハードウェア一覧に物理ハードウェアデバイスが存在しない場合は追加します。
- ホスト名および DNS 設定を構成します。
- DNS で検索できないホストを設定します。
本章では、ネットワーク接続の各タイプの手順を説明します。