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10.2. RAID デバイスとマウントポイントの作成

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ソフトウェア RAID パーティションとしてパーティションをすべて作成したら、以下の手順で RAID デバイスとマウントポイントを作成します。
  1. Disk Druid main partitioning 画面で RAID ボタンを選択します( 図10.5「RAID オプション」を参照)。
  2. 図10.5「RAID オプション」 が表示されます。Create a RAID device を選択します。

    図10.5 RAID オプション

    RAID オプション
  3. 次に 図10.6「RAID デバイスの作成およびマウントポイントの割り当て」 が表示されます。ここでは、RAID デバイスを作成してマウントポイントを割り当てることができます。

    図10.6 RAID デバイスの作成およびマウントポイントの割り当て

    RAID デバイスの作成およびマウントポイントの割り当て
  4. マウントポイントを入力します。
  5. パーティションのファイルシステムタイプを選択します。この時点で、動的 LVM ファイルシステム、または従来の静的 ext2/ext3 ファイルシステムを設定できます。RAID デバイスに LVM を設定する方法は、物理ボリューム(LVM) を選択してから 8章LVM の設定 を参照してください。LVM が必要ない場合は、以下の手順に進んでください。
  6. RAID デバイスの md0 などのデバイス名を選択します。
  7. RAID レベルを選択します。RAID 0 RAID 1、および RAID 5 から選択できます。実装する RAID レベルの決定にサポートが必要な場合は、9章RAID (Redundant Array of Independent Disks) を参照してください。
    備考
    /boot/ の RAID パーティションを作成する場合は、RAID レベル 1 を選択する必要があります。また、最初の 2 つのドライブ(IDE 1、SCSI 2)のいずれかを使用する必要があります。/boot/ の RAID パーティションを作成しておらず、root ファイルシステム(/)用に RAID パーティションを作成している場合は、RAID レベル 1 にする必要があります。また、最初の 2 つのドライブ(IDE 1、SCSI 2)のいずれかを使用する必要があります。

    図10.7 /boot/ マウントエラー

    /boot/ マウントエラー
  8. 作成した RAID パーティションが RAID メンバー の一覧に表示されます。RAID デバイスの作成に使用するパーティションを選択します。
  9. RAID 1 または RAID 5 を設定する場合は、予備のパーティションの数を指定します。ソフトウェア RAID パーティションに障害が発生した場合、スペアは代替として自動的に使用されます。指定する各ペアについて、(RAID デバイスのパーティションに加えて)追加のソフトウェア RAID パーティションを作成する必要があります。RAID デバイスのパーティションと、予備のパーティションを選択します。
  10. OK をクリックすると、RAID デバイスがドライブの 概要一覧に表示 されます。
  11. この章では、root パーティション(/)、/home/、swap など、追加のパーティション、デバイス、マウントポイントを設定するプロセス全体を繰り返します。
設定全体が終わると、図10.8「RAID 設定のサンプル」 に示される図は、RAID の使用を除きデフォルト設定のようになります。

図10.8 RAID 設定のサンプル

RAID 設定のサンプル
図10.9「LVM 設定を使用した RAID の最終的なサンプル」 に示されている図は、RAID および LVM の設定例です。

図10.9 LVM 設定を使用した RAID の最終的なサンプル

LVM 設定を使用した RAID の最終的なサンプル
インストールプロセスを続行できます。その他の手順については、『『インストールガイド』』 を参照してください。
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