17.11. デバイスエイリアス
デバイスエイリアス は、同じ物理ハードウェアに関連付けられる仮想デバイスですが、同時にアクティブにして異なる IP アドレスを指定することができます。通常、デバイス名の後にコロンと数字(例: eth0:1)が続きます。これらは、1 つのネットワークカードしか持たない システムに複数の IP アドレスがある場合に便利です。
eth0 などのイーサネットデバイスを設定したら(例:
eth0
-静的 IP アドレス(DHCP がエイリアスでは機能しません))、Device タブで 、 をクリックします。エイリアスで設定するイーサネットカードを選択し、エイリアスの静的 IP アドレスを設定し、 をクリックして作成します。イーサネットカード用にデバイスが存在するため、作成したデバイスは eth0:1 などのエイリアスになります
。
Warning
エイリアスを持つようにイーサネットデバイスを設定する場合は、デバイスやエイリアスを DHCP を使用するように設定することはできません。IP アドレスは手動で設定する必要があります。
図17.18「ネットワークデバイスのエイリアスの例」 は、
eth0
デバイスのエイリアス 1 つの例を示しています。eth0 :1 デバイス - eth
0
の最初のエイリアスに注目してください。eth0
の 2 つ目のエイリアスにはデバイス名 eth0:2
があります。システムの起動時にアクティブにするかどうかやエイリアス番号など、デバイスエイリアスの設定を変更するには、一覧からデバイスエイリアスを選択して ボタンをクリックします。
図17.18 ネットワークデバイスのエイリアスの例
[D]
エイリアスを選択し、
ボタンをクリックしてエイリアスを有効にします。複数のプロファイルを設定している場合は、それを含めるプロファイルを選択します。
エイリアスがアクティブであることを確認するには、コマンド /sbin/ifconfig を使用します。出力には、デバイスと、異なる IP アドレスを持つデバイスエイリアスが表示されます。
eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:A0:CC:60:B7:G4 inet addr:192.168.100.5 Bcast:192.168.100.255 Mask:255.255.255.0 UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 RX packets:161930 errors:1 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:244570 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:475 txqueuelen:100 RX bytes:55075551 (52.5 Mb) TX bytes:178108895 (169.8 Mb) Interrupt:10 Base address:0x9000 eth0:1 Link encap:Ethernet HWaddr 00:A0:CC:60:B7:G4 inet addr:192.168.100.42 Bcast:192.168.100.255 Mask:255.255.255.0 UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 Interrupt:10 Base address:0x9000 lo Link encap:Local Loopback inet addr:127.0.0.1 Mask:255.0.0.0 UP LOOPBACK RUNNING MTU:16436 Metric:1 RX packets:5998 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:5998 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:0 txqueuelen:0 RX bytes:1627579 (1.5 Mb) TX bytes:1627579 (1.5 Mb)