6.4. ext2 ファイルシステムに戻す
ext3 は比較的新しいため、一部のディスクユーティリティーはまだサポートされていません。たとえば、resize2fs でパーティションを縮小する必要がありますが、ext3 はまだサポートされていません。このような状況では、ファイルシステムを一時的に ext2 に戻す必要がある場合があります。
パーティションを復元するには、まず root としてログインしてパーティションをアンマウントします。
umount /dev/mapper/VolGroup00-LogVol02
umount /dev/mapper/VolGroup00-LogVol02
次に、root で以下のコマンドを入力して、ファイルシステムタイプを ext2 に変更します。
/sbin/tune2fs -O ^has_journal /dev/mapper/VolGroup00-LogVol02
/sbin/tune2fs -O ^has_journal /dev/mapper/VolGroup00-LogVol02
root で以下のコマンドを入力して、パーティションにエラーの有無を確認します。
/sbin/e2fsck -y /dev/mapper/VolGroup00-LogVol02
/sbin/e2fsck -y /dev/mapper/VolGroup00-LogVol02
次に、以下を入力して ext2 ファイルシステムとしてパーティションを再度マウントします。
mount -t ext2 /dev/mapper/VolGroup00-LogVol02/mount/point
mount -t ext2 /dev/mapper/VolGroup00-LogVol02/mount/point
上記のコマンドで、/mount/point をパーティションのマウントポイントに置き換えます。
次に、マウントしたディレクトリーに移動して、パーティションのルートレベルで
.journal ファイルを削除します。
rm -f .journal
rm -f .journal
これで、ext2 パーティションが作成されます。
パーティションを ext2 に永続的に変更する場合は、必ず
/etc/fstab ファイルを更新するようにしてください。
ヒント