18.2. 基本的なファイアウォール設定
構築におけるファイアウォールとして、コンピューターファイアウォールは悪意のあるソフトウェアがコンピューターに分散されないようにします。また、承認されていないユーザーがコンピューターにアクセスできないようにするのに役立ちます。
デフォルトの Red Hat Enterprise Linux インストールでは、コンピューターまたはネットワークと信頼できないネットワーク(インターネットなど)間でファイアウォールが存在します。お使いのコンピューターのリモートユーザーがアクセス可能なサービスを決定します。ファイアウォールを適切に設定すると、システムのセキュリティーが大幅に向上する可能性があります。インターネット接続のある Red Hat Enterprise Linux システムのファイアウォールを設定することが推奨されます。
18.2.1. Security Level Configuration Tool
Red Hat Enterprise Linux インストールの Firewall Configuration 画面では、基本的なファイアウォールを有効にし、特定のデバイス、受信サービス、およびポートを許可するオプションを選択できます。
インストール後に、Security Level Configuration Tool を使用してこの設定を変更できます。
このアプリケーションを起動するには、次のコマンドを使用します。
[root@myServer ~] # system-config-selinux
図18.1 Security Level Configuration Tool
[D]
備考
Security Level Configuration Tool は基本的なファイアウォールのみを設定します。