15.2.6. クエリ
rpm -q コマンドを使用して、インストール済みパッケージのデータベースにクエリーします。rpm -q
foo
コマンドは、インストール済みパッケージのパッケージ名、バージョン、リリース番号を表示します。
foo-2.0-1
備考
パッケージをクエリーするには、
foo
を実際のパッケージ名に置き換えます。
パッケージ名を指定する代わりに、-q で以下のオプションを使用して、問い合わせるパッケージを指定します。これらは パッケージの 選択 オプション と呼ばれます。
- -a は、現在インストールされているすべてのパッケージをクエリーします。
- -f <
file> は
、<file> を所有するパッケージをクエリーし
ます。ファイルを指定する場合は、ファイルの完全パスを指定する必要があります(例:/bin/ls
)。 - -p <
;packagefile> は
パッケージ <packagefile> をクエリーし
ます。
クエリーされたパッケージに関する情報を表示する方法は複数あります。以下のオプションは、検索する情報のタイプを選択するために使用されます。これらは Information Query Options と呼ばれます。
- -i は、名前、説明、リリース、サイズ、ビルド日、インストール日、ベンダー、その他のその他の情報など、パッケージ情報を表示します。
- -l は、パッケージに含まれるファイルの一覧を表示します。
- -s は、パッケージ内の全ファイルの状態を表示します。
- -d は、ドキュメントとしてマークされているファイルの一覧を表示します(man ページ、情報ページ、README など)。
- -c は、設定ファイルとしてマークされているファイルの一覧を表示します。これは、パッケージのインストール後に変更するファイルです(例:
sendmail.cf
、passwd
、inittab
など)。
ファイルの一覧を表示するオプションについては、コマンドに -v を追加して、一般的な ls -l 形式でリストを表示します。