6.4. Ansible を使用した IdM ドメインの NETBIOS 名の設定
NetBIOS 名は、Microsoft Windows (SMB) タイプの共有およびメッセージングに使用されます。NetBIOS 名を使用して、ドライブをマップしたり、プリンターに接続したりできます。
以下の手順に従って、Ansible Playbook を使用して Identity Management (IdM) ドメインの NetBIOS 名を設定します。
前提条件
次の要件を満たすように Ansible コントロールノードを設定した。
- Ansible バージョン 2.14 以降を使用している。
-
ansible-freeipa
パッケージをインストールしている。
想定条件
- ~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに、IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用して Ansible インベントリーファイル を作成している (この例の場合)。
-
この例では、secret.yml Ansible ボールトに
ipaadmin_password
が保存されており、ボールトファイルのパスワードを知っていることを前提としています。
手順
~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに移動します。
$ cd ~/MyPlaybooks/
- netbios-domain-name-present.yml Ansible Playbook ファイルを作成します。
以下の内容をファイルに追加します。
--- - name: Playbook to change IdM domain netbios name hosts: ipaserver become: no gather_facts: no vars_files: - /home/user_name/MyPlaybooks/secret.yml tasks: - name: Set IdM domain netbios name ipaconfig: ipaadmin_password: "{{ ipaadmin_password }}" netbios_name: IPADOM
- ファイルを保存します。
Ansible Playbook を実行します。Playbook ファイル、secret.yml ファイルを保護するパスワードを格納するファイル、およびインベントリーファイルを指定します。
$ ansible-playbook --vault-password-file=password_file -v -i inventory netbios-domain-name-present.yml
プロンプトが表示されたら、ボールトファイルのパスワードを入力します。