16.5. Ansible Playbook を使用した既存の IdM サーバーが非表示であることの確認
Ansible Playbook の ipaserver
ansible-freeipa
モジュールを使用して、既存の Identity Management (IdM) サーバーが非表示になっていることを確認します。この Playbook では、IdM サーバーがインストールされないことに注意してください。
前提条件
-
IdM
admin
のパスワードを把握している。 次の要件を満たすように Ansible コントロールノードを設定した。
- Ansible バージョン 2.14 以降を使用している。
-
Ansible コントローラーに
ansible-freeipa
パッケージがインストールされている。 - ~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに、IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用して Ansible インベントリーファイル を作成している (この例の場合)。
-
この例では、secret.yml Ansible vault に
ipaadmin_password
が保存されていることを前提としています。
ターゲットノード (
ansible-freeipa
モジュールが実行されるノード) が、IdM クライアント、サーバー、またはレプリカとして IdM ドメインに含まれている。-
制御ノードからインベントリーファイルに定義した IdM サーバーへの
SSH
接続が正常に動作している。
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制御ノードからインベントリーファイルに定義した IdM サーバーへの
手順
~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに移動します。
$ cd ~/MyPlaybooks/
/usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/server/
ディレクトリーにあるserver-hidden.yml
Ansible Playbook ファイルをコピーします。$ cp /usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/server/server-hidden.yml server-hidden-copy.yml
-
server-hidden-copy.yml
ファイルを開いて編集します。 ipaserver
タスクセクションで次の変数を設定してファイルを調整し、ファイルを保存します。-
ipaadmin_password
変数は IdMadmin
のパスワードに設定します。 -
name
変数をサーバーのFQDN
に設定します。サンプルサーバーのFQDN
は server123.idm.example.com です。 -
hidden
変数がTrue
に設定されていることを確認します。
--- - name: Server hidden example hosts: ipaserver vars_files: - /home/user_name/MyPlaybooks/secret.yml tasks: - name: Ensure server server123.idm.example.com is hidden ipaserver: ipaadmin_password: "{{ ipaadmin_password }}" name: server123.idm.example.com hidden: True
-
Ansible Playbook を実行し、Playbook ファイルとインベントリーファイルを指定します。
$ ansible-playbook --vault-password-file=password_file -v -i inventory server-hidden-copy.yml
関連情報
- Ansible Playbook で Identity Management サーバーのインストール
- 非表示のレプリカモード
-
/usr/share/doc/ansible-freeipa/
ディレクトリーのREADME-server.md
ファイル -
/usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/server
ディレクトリーのサンプル Playbook