30.10. Ansible を使用した IdM での DNS グローバルフォワーダーの無効化
Ansible Playbook を使用して、IdM で DNS グローバルフォワーダーを無効にするには、以下の手順に従います。以下の手順の例では、IdM の管理者がグローバルフォワーダーの転送ポリシーが none
に設定されていることを確認し、グローバルフォワーダーを実質的に無効にします。
前提条件
次の要件を満たすように Ansible コントロールノードを設定した。
- Ansible バージョン 2.14 以降を使用している。
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Ansible コントローラーに
ansible-freeipa
パッケージがインストールされている。 - ~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに、IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用して Ansible インベントリーファイル を作成している (この例の場合)。
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この例では、secret.yml Ansible vault に
ipaadmin_password
が保存されていることを前提としています。
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ターゲットノード (
ansible-freeipa
モジュールが実行されるノード) が、IdM クライアント、サーバー、またはレプリカとして IdM ドメインに含まれている。 - IdM 管理者パスワードを把握している。
手順
/usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/dnsconfig
ディレクトリーに移動します。$ cd /usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/dnsconfig
インベントリーファイルを開き、設定する IdM サーバーが
[ipaserver]
セクションに記載されていることを確認します。たとえば、Ansible に対してserver.idm.example.com
を設定するように指示するには、次のコマンドを実行します。[ipaserver] server.idm.example.com
全 DNS グローバルフォワーダーを無効にするように設定済みの Ansible Playbook ファイル (
disable-global-forwarders.yml
) の内容を確認します。以下に例を示します。$ cat disable-global-forwarders.yml --- - name: Playbook to disable global DNS forwarders hosts: ipaserver vars_files: - /home/user_name/MyPlaybooks/secret.yml tasks: - name: Disable global forwarders. ipadnsconfig: forward_policy: none
Playbook を実行します。
$ ansible-playbook --vault-password-file=password_file -v -i inventory.file disable-global-forwarders.yml
関連情報
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/usr/share/doc/ansible-freeipa/
ディレクトリーのREADME-dnsconfig.md
ファイル