30.13. Ansible を使用して IdM で DNS 正引きゾーンを無効にする手順
Ansible Playbook を使用して IdM で DNS 正引きゾーンを無効にするには、以下の手順に従います。以下の手順の例では、IdM 管理者は example.com
の DNS 正引きゾーンが無効になっていることを確認します。
前提条件
次の要件を満たすように Ansible コントロールノードを設定した。
- Ansible バージョン 2.14 以降を使用している。
-
Ansible コントローラーに
ansible-freeipa
パッケージがインストールされている。 - ~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに、IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用して Ansible インベントリーファイル を作成している (この例の場合)。
-
この例では、secret.yml Ansible vault に
ipaadmin_password
が保存されていることを前提としています。
-
ターゲットノード (
ansible-freeipa
モジュールが実行されるノード) が、IdM クライアント、サーバー、またはレプリカとして IdM ドメインに含まれている。 - IdM 管理者パスワードを把握している。
手順
/usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/dnsconfig
ディレクトリーに移動します。$ cd /usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/dnsconfig
インベントリーファイルを開き、設定する IdM サーバーが
[ipaserver]
セクションに記載されていることを確認します。たとえば、Ansible に対してserver.idm.example.com
を設定するように指示するには、次のコマンドを実行します。[ipaserver] server.idm.example.com
Ansible Playbook ファイル (
forwarders-absent.yml
) のコピーを作成します。以下に例を示します。$ cp forwarders-absent.yml ensure-disabled-forwardzone.yml
-
ensure-disabled-forwardzone.yml
ファイルを開いて編集します。 以下の変数を設定してファイルを調整します。
-
Playbook の
name
変数は、IdM DNS に DNS 正引きゾーンを無効にする Playbook
の設定に変更します。 -
tasks
セクションで、タスクのname
をEnsure a dnsforwardzone for example.com is disabled
に変更します。 -
tasks
セクションで、ipadnsconfig
のヘディングをipadnsforwardzone
に変更します。 ipadnsforwardzone
セクションで以下を実行します。-
ipaadmin_password
変数を追加して、IdM 管理者パスワードに設定します。 -
name
変数を追加してexample.com
に設定します。 -
forwarders
セクション全体を削除します。 -
state
変数をdisabled
に変更します。
今回の例で使用するように変更した Ansible Playbook ファイル:
-
--- - name: Playbook to ensure a dnsforwardzone is disabled in IdM DNS hosts: ipaserver vars_files: - /home/user_name/MyPlaybooks/secret.yml tasks: - name: Ensure a dnsforwardzone for example.com is disabled ipadnsforwardzone: ipaadmin_password: "{{ ipaadmin_password }}" name: example.com state: disabled
-
Playbook の
- ファイルを保存します。
Playbook を実行します。
$ ansible-playbook --vault-password-file=password_file -v -i inventory.file ensure-disabled-forwardzone.yml
関連情報
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/usr/share/doc/ansible-freeipa/
ディレクトリーのREADME-dnsforwardzone.md
ファイルを参照してください。