23.3. 標準、対称および非対称 Vault
IdM では、セキュリティーおよびアクセス制御のレベルをもとに Vault を以下のタイプに分類します。
- 標準 Vault
- Vault の所有者と Vault メンバーは、パスワードやキーを使用せずにシークレットをアーカイブして取得できます。
- 対称 Vault
- Vault のシークレットは対称キーを使用して保護されます。Vault の所有者とメンバーは、シークレットをアーカイブして取得できますが、Vault パスワードを指定する必要があります。
- 非対称 Vault
- Vault のシークレットは非対称キーを使用して保護されます。ユーザーは公開鍵でシークレットをアーカイブし、秘密鍵でシークレットを取得します。Vault メンバーはシークレットのアーカイブのみが可能ですが、Vault 所有者はシークレットのアーカイブと取得の両方が可能です。