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7.5. Ansible Playbook を使用してユーザーが存在しないことを確認する手順

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以下の手順では、Ansible Playbook を使用して、特定のユーザーが IdM に存在しないことを確認する方法を説明します。

前提条件

  • IdM admin のパスワードを把握している。
  • 次の要件を満たすように Ansible コントロールノードを設定した。

    • Ansible バージョン 2.14 以降を使用している。
    • Ansible コントローラーに ansible-freeipa パッケージがインストールされている。
    • ~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに、IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用して Ansible インベントリーファイル を作成している (この例の場合)。
    • この例では、secret.yml Ansible vault に ipaadmin_password が保存されていることを前提としています。
  • ターゲットノード (ansible-freeipa モジュールが実行されるノード) が、IdM クライアント、サーバー、またはレプリカとして IdM ドメインに含まれている。

手順

  1. inventory.file などのインベントリーファイルを作成して、そのファイルに ipaserver を定義します。

    [ipaserver]
    server.idm.example.com
  2. IdM に存在させないユーザーを指定して Ansible Playbook ファイルを作成します。この手順は、/usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/user/ensure-users-present.yml ファイルのサンプルをコピーして変更し、簡素化できます。たとえば、ユーザー idm_user_1idm_user_2idm_user_3 を削除するには、次のコマンドを実行します。

    ---
    - name: Playbook to handle users
      hosts: ipaserver
    
      vars_files:
      - /home/user_name/MyPlaybooks/secret.yml
      tasks:
      - name: Delete users idm_user_1, idm_user_2, idm_user_3
        ipauser:
          ipaadmin_password: "{{ ipaadmin_password }}"
          users:
          - name: idm_user_1
          - name: idm_user_2
          - name: idm_user_3
          state: absent
  3. Ansible Playbook を実行します。Playbook ファイル、secret.yml ファイルを保護するパスワードを格納するファイル、およびインベントリーファイルを指定します。

    $ ansible-playbook --vault-password-file=password_file -v -i path_to_inventory_directory/inventory.file path_to_playbooks_directory/delete-users.yml

検証

ipa user-show コマンドを使用して、ユーザーアカウントが IdM に存在しないことを確認できます。

  1. 管理者として ipaserver にログインします。

    $ ssh administrator@server.idm.example.com
    Password:
    [admin@server /]$
  2. idm_user_1 に関する要求情報:

    $ ipa user-show idm_user_1
    ipa: ERROR: idm_user_1: user not found

    idm_user_1 という名前のユーザーは IdM に存在しません。

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