第12章 クォータの使用


ResourceQuota オブジェクトで定義される リソースクォータ は、プロジェクトごとにリソース消費量の総計を制限する制約を指定します。これは、タイプ別にプロジェクトで作成できるオブジェクトの数量を制限すると共に、そのプロジェクトのリソースが消費できるコンピュートリソースおよびストレージの合計量を制限することができます。

オブジェクトクォータカウント は、定義されたクォータをすべての標準的な namespace を使用しているリソースタイプに設定します。リソースクォータの使用時に、オブジェクトがサーバーストレージにある場合、そのオブジェクトはクォータに基づいてチャージされます。以下のクォータのタイプはストレージリソースが使い切られることから保護するのに役立ちます。

このガイドでは、リソースクォータの仕組みや、開発者がリソースを使用し、表示する方法を説明します。

12.1. クォータの表示

Web コンソールでプロジェクトの Quota ページに移動し、プロジェクトのクォータで定義されるハード制限に関連する使用状況の統計を表示できます。

CLI を使用してクォータの詳細を表示することもできます。

手順

  1. プロジェクトで定義されるクォータのリストを取得します。たとえば、demoproject というプロジェクトの場合、以下を実行します。

    $ oc get quota -n demoproject

    出力例

    NAME                           AGE    REQUEST                                                                                                      LIMIT
    besteffort                     4s     pods: 1/2
    compute-resources-time-bound   10m    pods: 0/2                                                                                                    limits.cpu: 0/1, limits.memory: 0/1Gi
    core-object-counts             109s   configmaps: 2/10, persistentvolumeclaims: 1/4, replicationcontrollers: 1/20, secrets: 9/10, services: 2/10

  2. 関連するクォータについて記述します。たとえば、core-object-counts クォータの場合、以下を実行します。

    $ oc describe quota core-object-counts -n demoproject

    出力例

    Name:			core-object-counts
    Namespace:		demoproject
    Resource		Used	Hard
    --------		----	----
    configmaps		3	10
    persistentvolumeclaims	0	4
    replicationcontrollers	3	20
    secrets			9	10
    services		2	10

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