7.6. OpenShift CLI (oc) 関連の問題の診断


7.6.1. OpenShift CLI (oc) ログレベルについて

OpenShift CLI (oc) を使用すると、ターミナルからアプリケーションを作成し、OpenShift Dedicated のプロジェクトを管理できます。

oc コマンド固有の問題が発生した場合は、oc のログレベルを引き上げ、コマンドで生成される API 要求、API 応答、および curl 要求の詳細を出力します。これにより、特定の oc コマンドの基礎となる操作の詳細ビューが得られます。これにより、障害の性質に関する洞察が得られる可能性があります。

oc ログレベルは、1 から 10 まであります。以下の表は、oc ログレベルのリストとそれらの説明を示しています。

表7.3 OpenShift CLI (oc) ログレベル
ログレベル説明

1 - 5

標準エラー (stderr) への追加のロギングはありません。

6

標準エラー (stderr) に API 要求のログを記録します。

7

標準エラー (stderr) に API 要求およびヘッダーのログを記録します。

8

標準エラー (stderr) に API 要求、ヘッダーおよび本体、ならびに API 応答ヘッダーおよび本体のログを記録します。

9

標準エラー (stderr) に API 要求、ヘッダーおよび本体、API 応答ヘッダーおよび本体、curl 要求のログを記録します。

10

標準エラー (stderr) に API 要求、ヘッダーおよび本体、API 応答ヘッダーおよび本体、curl 要求のログを詳細に記録します。

7.6.2. OpenShift CLI (oc) ログレベルの指定

コマンドのログレベルを引き上げて、OpenShift CLI (oc) の問題を調査できます。

OpenShift Dedicated ユーザーの現在のセッショントークンは、通常、必要に応じてログに記録された curl リクエストに含まれます。また、oc コマンドの基礎となるプロセスを手順ごとにテストする際に使用するために、現行ユーザーのセッショントークンを手動で取得することもできます。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。

手順

  • oc コマンドの実行時に oc ログレベルを指定します。

    $ oc <command> --loglevel <log_level>

    ここでは、以下のようになります。

    <command>
    実行しているコマンドを指定します。
    <log_level>
    コマンドに適用するログレベルを指定します。
  • 現行ユーザーのセッショントークンを取得するには、次のコマンドを実行します。

    $ oc whoami -t

    出力例

    sha256~RCV3Qcn7H-OEfqCGVI0CvnZ6...

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