3.11. Custom Metrics Autoscaler Operator の削除
OpenShift Dedicated クラスターからカスタムメトリクスオートスケーラーを削除できます。Custom Metrics Autoscaler Operator を削除した後、潜在的な問題を回避するために、Operator に関連付けられている他のコンポーネントを削除します。
最初に KedaController
カスタムリソース (CR) を削除します。KedaController
CR を削除しないと、keda
プロジェクトを削除するときに OpenShift Dedicated がハングする可能性があります。CR を削除する前に Custom Metrics Autoscaler Operator を削除すると、CR を削除することはできません。
3.11.1. Custom Metrics Autoscaler Operator のアンインストール
以下の手順を使用して、OpenShift Dedicated クラスターからカスタムメトリクスオートスケーラーを削除します。
前提条件
- Custom Metrics Autoscaler Operator をインストールしている。
手順
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OpenShift Dedicated Web コンソールで、Operators
Installed Operators をクリックします。 - keda プロジェクトに切り替えます。
KedaController
カスタムリソースを削除します。- CustomMetricsAutoscaler Operator を見つけて、KedaController タブをクリックします。
- カスタムリソースを見つけてから、Delete KedaController をクリックします。
- Uninstall をクリックします。
Custom Metrics Autoscaler Operator を削除します。
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Operators
Installed Operators をクリックします。 - CustomMetricsAutoscaler Operator を見つけて Options メニュー をクリックし、Uninstall Operator を選択します。
- Uninstall をクリックします。
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Operators
オプション: OpenShift CLI を使用して、カスタムメトリクスオートスケーラーのコンポーネントを削除します。
カスタムメトリクスオートスケーラーの CRD を削除します。
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clustertriggerauthentications.keda.sh
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kedacontrollers.keda.sh
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scaledjobs.keda.sh
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scaledobjects.keda.sh
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triggerauthentications.keda.sh
$ oc delete crd clustertriggerauthentications.keda.sh kedacontrollers.keda.sh scaledjobs.keda.sh scaledobjects.keda.sh triggerauthentications.keda.sh
CRD を削除すると、関連付けられたロール、クラスターロール、およびロールバインディングが削除されます。ただし、手動で削除する必要のあるクラスターロールがいくつかあります。
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カスタムメトリクスオートスケーラークラスターのロールをリスト表示します。
$ oc get clusterrole | grep keda.sh
リスト表示されているカスタムメトリクスオートスケーラークラスターのロールを削除します。以下に例を示します。
$ oc delete clusterrole.keda.sh-v1alpha1-admin
カスタムメトリクスオートスケーラークラスターのロールバインディングをリスト表示します。
$ oc get clusterrolebinding | grep keda.sh
リスト表示されているカスタムメトリクスオートスケーラークラスターのロールバインディングを削除します。以下に例を示します。
$ oc delete clusterrolebinding.keda.sh-v1alpha1-admin
カスタムメトリクスオートスケーラーのプロジェクトを削除します。
$ oc delete project keda
Cluster Metric Autoscaler Operator を削除します。
$ oc delete operator/openshift-custom-metrics-autoscaler-operator.keda