第1章 OpenShift イメージレジストリーの概要
OpenShift Dedicated はイメージをソースコードからビルドし、デプロイし、ライフサイクルを管理できます。また、イメージをローカルで管理するために OpenShift Dedicated 環境にデプロイできる、内部の統合コンテナーイメージレジストリーを提供します。この概要には、OpenShift イメージレジストリーに重点を置いた、OpenShift Dedicated で一般的に使用されるレジストリーの関連情報およびリンクが含まれます。
1.1. OpenShift イメージレジストリーの共通用語集
この用語集では、レジストリーコンテンツで使用される一般的な用語を定義しています。
- container
- ソフトウェアとそのすべての依存関係を構成する軽量で実行可能なイメージ。コンテナーはオペレーティングシステムを仮想化するため、データセンター、パブリッククラウドまたはプライベートクラウド、ローカルホストでコンテナーを実行できます。
- イメージリポジトリー
- イメージリポジトリーは、関連するコンテナーイメージおよびイメージを特定するタグのコレクションです。
- ミラーレジストリー
- ミラーレジストリーは、OpenShift Dedicated イメージのミラーを保持するレジストリーです。
- namespace
- namespace は、単一クラスター内のリソースのグループを分離します。
- Pod
- Pod は、Kubernetes における最小の論理単位です。Pod は、ワーカーノードで実行される 1 つ以上のコンテナーで構成されます。
- プライベートレジストリー
- レジストリーは、コンテナーイメージレジストリー API を実装するサーバーです。プライベートレジストリーは、ユーザーがそのコンテンツにアクセスするのに認証が必要なレジストリーです。
- 公開レジストリー
- レジストリーは、コンテナーイメージレジストリー API を実装するサーバーです。公開レジストリーは、その内容を公に提供するレジストリーです。
- Quay.io
- Red Hat により提供および維持されるパブリックな Red Hat Quay Container Registry インスタンスであり、ほとんどのコンテナーイメージと Operator を OpenShift Dedicated クラスターに提供します。
- OpenShift イメージレジストリー
- OpenShift イメージレジストリーは、イメージを管理するために OpenShift Dedicated により提供されるレジストリーです。
- レジストリー認証
- プライベートイメージリポジトリーとの間でイメージをプッシュおよびプルするには、レジストリーで認証情報を使用してユーザーを認証する必要があります。
- ルート
- サービスを公開して、OpenShift Dedicated インスタンス外のユーザーおよびアプリケーションから Pod へのネットワークアクセスを許可します。
- スケールダウン
- レプリカの数を減らすことを意味します。
- スケールアップ
- レプリカの数を増やすことを意味します。
- サービス
- サービスは、一連の Pod で実行中のアプリケーションを公開します。