3.5. プロビジョニングされる GCP インフラストラクチャー
以下は、デプロイされた OpenShift Dedicated クラスターでプロビジョニングされる Google Cloud Platform (GCP) コンポーネントの概要です。プロビジョニングされるすべての GCP コンポーネントの詳細な一覧は、OpenShift Container Platform ドキュメント を参照してください。
3.5.1. コンピュートインスタンス
GCP インスタンスは、GCP で OpenShift Dedicated のコントロールプレーン機能およびデータプレーン機能をデプロイするために必要になります。インスタンスタイプは、ワーカーノードの数に応じてコントロールプレーンおよびインフラストラクチャーノードによって異なる場合があります。
単一アベイラビリティーゾーン
- 2 つのインフラノード (カスタムマシンタイプ: 4 つの vCPU と 32 GB の RAM)
- 3 つのコントロールプレーンノード (カスタムマシンタイプ: 8 つの vCPU と 32 GB の RAM)
- 2 つのワーカーノード (カスタムマシンタイプ: 4 つの vCPU と 16 GB の RAM)
複数のアベイラビリティーゾーン
- 3 つのインフラノード (カスタムマシンタイプ: 4 つの vCPU と 32 GB の RAM)
- 3 つのコントロールプレーンノード (カスタムマシンタイプ: 8 つの vCPU と 32 GB の RAM)
- 3 つのワーカーノード (カスタムマシンタイプ: 4 つの vCPU と 16 GB の RAM)
3.5.2. ストレージ
インフラストラクチャーのボリューム:
- 300 GB SSD 永続ディスク (インスタンスの削除時に削除)
- 110 GB の標準永続ディスク (インスタンスの削除時に保持)
ワーカーのボリューム:
- 300 GB SSD 永続ディスク (インスタンスの削除時に削除)
コントロールプレーンのボリューム:
- 350 GB SSD 永続ディスク (インスタンスの削除時に削除)
3.5.3. VPC
- サブネット: コントロールプレーンワークロード用の 1 つのマスターサブネットと、その他すべてのワークロード用の 1 つのワーカーサブネット。
- ルーターテーブル: VPC ごとに 1 つのグローバルルートテーブル。
- インターネットゲートウェイ: クラスターごとに 1 つのインターネットゲートウェイ。
- NAT ゲートウェイ: クラスターごとに 1 つのマスター NAT ゲートウェイと 1 つのワーカー NAT ゲートウェイ。
3.5.4. サービス
GCP CCS クラスターで次のサービスを有効にする必要があります。
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deploymentmanager
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compute
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cloudapis
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cloudresourcemanager
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dns
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iamcredentials
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iam
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servicemanagement
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serviceusage
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storage-api
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storage-component
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orgpolicy
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networksecurity