2.6. Google Cloud アカウントの制限


OpenShift Dedicated クラスターは多くの Google Cloud コンポーネントを使用しますが、デフォルトの クォータ は、OpenShift Dedicated クラスターのインストール機能に影響を与えません。

標準の OpenShift Dedicated クラスターは以下のリソースを使用します。一部のリソースはブートストラッププロセス時にのみ必要となり、クラスターのデプロイ後に削除されることに注意してください。

注記

Private Service Connect (PSC) を使用してプライベートクラスターをデプロイするには、3 つのサブネットが必要です。これらのサブネットは、コントロールプレーンサブネット、ワーカーサブネット、および目的が Private Service Connect に設定された PSC サービスアタッチメントに使用されるサブネットです。

デフォルトのマルチ AZ OpenShift Dedicated クラスターに必要な 48 個の仮想 CPU は、3 台のコンピュートノード (各 4 個の仮想 CPU、アベイラビリティゾーンごとに 1 台)、3 台のインフラノード (各 4 個の仮想 CPU)、および 3 台のコントロールプレーンノード (各 8 個の仮想 CPU) で構成されます。

デフォルトのシングル AZ OpenShift Dedicated クラスターに必要な 40 個の仮想 CPU は、2 台のコンピュートノード (各 4 個の仮想 CPU)、2 台のインフラノード (各 4 個の仮想 CPU)、および 3 台のコントロールプレーンノード (各 8 個の仮想 CPU) で構成されます。

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表2.6 デフォルトクラスターで使用される Google Cloud リソース
Serviceコンポーネント場所必要なリソースの合計ブートストラップ後に削除されるリソース

サービスアカウント

IAM

グローバル

10

0

ファイアウォールのルール

Compute

グローバル

11

1

転送ルール

Compute

グローバル

2

0

使用中のグローバル IP アドレス

Compute

グローバル

4

1

ヘルスチェック

Compute

グローバル

3

0

イメージ

Compute

グローバル

1

0

ネットワーク

Compute

グローバル

2

0

静的 IP アドレス

Compute

リージョン

4

1

ルーター

Compute

グローバル

1

0

ルート

Compute

グローバル

2

0

サブネットワーク

Compute

グローバル

3

0

ターゲットプール

Compute

グローバル

3

0

CPU

Compute

リージョン

48

4

永続ディスク SSD (GB)

Compute

リージョン

1060

128

注記

インストール時にクォータが十分ではない場合、インストールプログラムは超過したクォータとリージョンの両方を示すエラーを表示します。

実際のクラスターサイズ、計画されるクラスターの拡張、およびアカウントに関連付けられた他のクラスターからの使用法を考慮してください。CPU、静的 IP アドレス、および永続ディスク SSD (ストレージ) のクォータは、ほとんどの場合に不十分になる可能性のあるものです。

以下のリージョンのいずれかにクラスターをデプロイする予定の場合、ストレージクォータの最大値を超え、CPU クォータ制限を超える可能性が高くなります。

  • asia-east2
  • asia-northeast2
  • asia-south1
  • australia-southeast1
  • europe-north1
  • europe-west2
  • europe-west3
  • europe-west6
  • northamerica-northeast1
  • southamerica-east1
  • us-west2

Google Cloud コンソール からリソースクォータを増やすことはできますが、サポートチケットを提出する必要がある場合があります。OpenShift Dedicated クラスターをインストールする前にサポートチケットを解決できるように、クラスターのサイズを早期に計画してください。

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