3.6. GCP アカウントの制限
OpenShift Dedicated クラスターは多くの Google Cloud Platform (GCP) コンポーネントを使用しますが、デフォルトの クォータ は、OpenShift Dedicated クラスターのインストール機能に影響を与えません。
標準の OpenShift Dedicated クラスターは以下のリソースを使用します。一部のリソースはブートストラッププロセス時にのみ必要となり、クラスターのデプロイ後に削除されることに注意してください。
サービス | コンポーネント | 場所 | 必要なリソースの合計 | ブートストラップ後に削除されるリソース |
---|---|---|---|---|
サービスアカウント | IAM | グローバル | 5 | 0 |
ファイアウォールのルール | Compute | グローバル | 11 | 1 |
転送ルール | Compute | グローバル | 2 | 0 |
使用中のグローバル IP アドレス | Compute | グローバル | 4 | 1 |
ヘルスチェック | Compute | グローバル | 3 | 0 |
イメージ | Compute | グローバル | 1 | 0 |
ネットワーク | Compute | グローバル | 2 | 0 |
静的 IP アドレス | Compute | リージョン | 4 | 1 |
ルーター | Compute | グローバル | 1 | 0 |
ルート | Compute | グローバル | 2 | 0 |
サブネットワーク | Compute | グローバル | 2 | 0 |
ターゲットプール | Compute | グローバル | 3 | 0 |
CPU | Compute | リージョン | 28 | 4 |
永続ディスク SSD (GB) | Compute | リージョン | 896 | 128 |
インストール時にクォータが十分ではない場合、インストールプログラムは超過したクォータとリージョンの両方を示すエラーを表示します。
実際のクラスターサイズ、計画されるクラスターの拡張、およびアカウントに関連付けられた他のクラスターからの使用法を考慮してください。CPU、静的 IP アドレス、および永続ディスク SSD (ストレージ) のクォータは、ほとんどの場合に不十分になる可能性のあるものです。
以下のリージョンのいずれかにクラスターをデプロイする予定の場合、ストレージクォータの最大値を超え、CPU クォータ制限を超える可能性が高くなります。
- asia-east2
- asia-northeast2
- asia-south1
- australia-southeast1
- europe-north1
- europe-west2
- europe-west3
- europe-west6
- northamerica-northeast1
- southamerica-east1
- us-west2
GCP コンソール からリソースクォータを増やすことは可能ですが、サポートチケットを作成する必要がある場合があります。OpenShift Dedicated クラスターをインストールする前にサポートチケットを解決できるように、クラスターのサイズを早期に計画してください。