2.5. OCM CLI を使用した Workload Identity Federation クラスターの作成


OpenShift Cluster Manager CLI (ocm) を使用すると、interactive モードまたは non-interactive モードで、Workload Identity Federation (WIF) を使用する Google Cloud 上の OpenShift Dedicated クラスターを作成できます。

注記

既存の非 WIF クラスターを WIF 設定に移行することはサポートされていません。この機能は、新しいクラスターの作成時にのみ有効にできます。

手順

WIF クラスターは、interactive モードまたは non-interactive モードを使用して作成できます。

interactive モードでは、クラスターの作成中にクラスター属性がプロンプトとして自動的に表示されます。指定された要件に基づいて、表示されるフィールドにプロンプトの値を入力します。

non-interactive モードでは、コマンド内の特定パラメーターの値を指定します。

  • 選択したモードに応じて、次のコマンドのいずれかを実行して、WIF 設定を使用して Google Cloud 上に OpenShift Dedicated クラスターを作成します。

    • interactive モードでクラスターを作成するには、次のコマンドを実行します。

      $ ocm create cluster --interactive 
      1
      Copy to Clipboard Toggle word wrap
      1
      interactive モードでは、インタラクティブプロンプトで設定オプションを指定できます。
    • non-interactive モードでクラスターを作成するには、次のコマンドを実行します。

      注記

      次の例は、オプションおよび必須のパラメーターで構成されており、non-interactive モードのコマンドとは異なる場合があります。オプションと記載されていないパラメーターは必須です。これらのパラメーターやその他のパラメーターの詳細を確認するには、ターミナルウィンドウで ocm create cluster --help flag コマンドを実行してください。

      $ ocm create cluster <cluster_name> \ 
      1
      
      --provider=gcp \ 
      2
      
      --ccs=true \ 
      3
      
      --wif-config <wif_name> \ 
      4
      
      --region <gcp_region> \ 
      5
      
      --subscription-type=marketplace-gcp \ 
      6
      
      --marketplace-gcp-terms=true \ 
      7
      
      --version <version> \ 
      8
      
      --multi-az=true  \ 
      9
      
      --enable-autoscaling=true \ 
      10
      
      --min-replicas=3 \ 
      11
      
      --max-replicas=6 \ 
      12
      
      --secure-boot-for-shielded-vms=true 
      13
      
      --channel-group <channel_group_name> 
      14
      Copy to Clipboard Toggle word wrap
      1
      <cluster_name> は、クラスターの名前に置き換えます。
      2
      値を gcp に設定します。
      3
      値を true に設定します。
      4
      <wif_name> は、WIF 設定の名前に置き換えます。
      5
      <gcp_region> は、新しいクラスターがデプロイされる Google Cloud リージョンに置き換えます。
      6
      オプション: クラスターのサブスクリプション請求モデル。
      7
      オプション: subscription-type パラメーターに marketplace-gcp の値を指定した場合、marketplace-gcp-termstrue である必要があります。
      8
      オプション: 必要な OpenShift Dedicated バージョン。
      9
      オプション: 複数のデータセンターにデプロイします。
      10
      オプション: コンピュートノードの自動スケーリングを有効にします。
      11
      オプション: コンピュートノードの最小数。
      12
      オプション: コンピュートノードの最大数。
      13
      オプション: セキュアブートにより、Google Cloud で Shielded 仮想マシンを使用できるようになります。
      14
      オプション: <channel_group_name> は、クラスターを割り当てるチャネルグループの名前に置き換えます。チャネルグループのオプションには stableeus が含まれます。
重要

OpenShift Dedicated バージョンが指定されている場合、バージョンも割り当てられた WIF 設定でサポートされる必要があります。割り当てられた WIF 設定でサポートされていないバージョンが指定されている場合、クラスターの作成に失敗します。作成に失敗した場合に、割り当てられた WIF 設定を任意のバージョンに更新するか、--version <osd_version> フィールドに任意のバージョンを指定して新しい WIF 設定を作成します。

重要

インストール中にクラスターのデプロイメントが失敗すると、インストールプロセス中に作成された特定のリソースが Google Cloud アカウントから自動的に削除されません。Google Cloud アカウントからこれらのリソースを削除するには、障害が発生したクラスターを削除する必要があります。

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