付録B カスタムネットワークプロパティー
B.1. bridge_opts パラメーターの説明
パラメーター | 説明 |
---|---|
forward_delay | ブリッジがリスニング状態とラーニング状態で費やす時間をデシ秒単位で設定します。この時点でスイッチングループが検出されない場合、ブリッジは転送状態になります。これにより、通常のネットワーク操作の前に、ネットワークのトラフィックおよびレイアウトを検査する時間ができます。 |
gc_timer | ガベージコレクションの時間をデシ秒単位で設定します。その後、転送データベースがチェックされ、タイムアウトしたエントリーが消去されます。 |
group_addr | 一般的なクエリーを送信する場合は、0 に設定します。グループ固有のクエリー、またはグループとソース固有のクエリーを送信する場合は、IP マルチキャストアドレスに設定します。 |
group_fwd_mask | ブリッジがリンクローカルグループアドレスを転送できるようにします。この値をデフォルトから変更すると、非標準のブリッジ動作が可能になります。 |
hash_elasticity | ハッシュテーブルで許可される最大チェーンの長さ。次の新しいマルチキャストグループが追加されるまで有効になりません。再ハッシュ後にこれが満たされない場合は、ハッシュの競合が発生し、スヌーピングが無効になります。 |
hash_max | ハッシュテーブルのバケット数の最大値。これはすぐに有効になり、現在のマルチキャストグループエントリーの数より少ない値に設定することはできません。値は 2 の累乗でなければなりません。 |
hello_time | hello メッセージを送信してからネットワークトポロジー内のブリッジの位置を通知するまでの時間間隔をデシ秒単位で設定します。このブリッジがスパニングツリールートブリッジである場合にのみ適用されます。 |
hello_timer | 最後の hello メッセージが送信されてからの時間 (デシ秒単位)。 |
max_age | 他のルートブリッジから hello メッセージを受け取ってから、そのブリッジがデッドとなったとみなされ、引き継ぎが開始されるまでの最大時間をデシ秒単位で設定します。 |
multicast_last_member_count | ホストから leave group メッセージを受け取った後、マルチキャストグループに送信する last member クエリーの回数を設定します。 |
multicast_last_member_interval | 最後のメンバークエリー間の時間をデシ秒単位で設定します。 |
multicast_membership_interval | ブリッジがホストへのマルチキャストトラフィックの送信を停止する前に、ブリッジがマルチキャストグループのメンバーからの応答を待機する時間をデシ秒単位で設定します。 |
multicast_querier | ブリッジがマルチキャストクエリーをアクティブに実行するかどうかを設定します。ブリッジが他のネットワークホストからマルチキャストホストメンバーシップクエリーを受信すると、そのホストはクエリーを受け取った時刻にマルチキャストクエリー間隔を加えた時間に基づいて追跡されます。ブリッジが後でそのマルチキャストメンバーシップのトラフィックを転送しようとした場合、またはクエリーを実行しているマルチキャストルーターと通信している場合は、このタイマーはクエリーアの有効性を確認します。有効な場合、マルチキャストトラフィックは、ブリッジの既存のマルチキャストメンバーシップテーブルを介して配信されます。有効でなくなると、トラフィックはすべてのブリッジポートを介して送信されます。マルチキャストメンバーシップを持つ、またはマルチキャストメンバーシップを期待しているブロードキャストドメインは、パフォーマンスを向上させるために少なくとも 1 つのマルチキャストクエリーアを実行する必要があります。 |
multicast_querier_interval | ホストから受け取った最後のマルチキャストホストメンバーシップクエリー間の最大時間をデシ秒単位で設定して、それがまだ有効であることを確認します。 |
multicast_query_use_ifaddr | ブール値。デフォルトは 0 です。この場合、クエリーアは IPv4 メッセージの送信元アドレスとして 0.0.0.0 を使用します。これを変更すると、ブリッジ IP が送信元アドレスとして設定されます。 |
multicast_query_interval | マルチキャストメンバーシップの有効性を確保するために、ブリッジによって送信されるクエリーメッセージ間の時間をデシ秒単位で設定します。このとき、またはブリッジがそのメンバーシップのマルチキャストクエリーを送信するように要求された場合、ブリッジは、チェックが要求された時間と multicast_query_interval に基づいて、自身のマルチキャストクエリーアの状態をチェックします。このメンバーシップのマルチキャストクエリーが最後の multicast_query_interval 内に送信された場合、それは再度送信されません。 |
multicast_query_response_interval | 送信されたクエリーにホストが応答できる時間の長さ (デシ秒)。multicast_query_interval の値以下である必要があります。 |
multicast_router | マルチキャストルーターが接続されているポートの有効/無効を設定します。1 つ以上のマルチキャストルーターを備えたポートは、すべてのマルチキャストトラフィックを受信します。値 0 は完全に無効になり、値 1 はシステムがクエリーに基づいてルーターの存在を自動的に検出できるようにし、値 2 はポートが常にすべてのマルチキャストトラフィックを受信できるようにします。 |
multicast_snooping | スヌーピングの有効/無効を切り替えます。スヌーピングを使用すると、ブリッジはルーターとホスト間のネットワークトラフィックをリッスンして、適切なリンクへのマルチキャストトラフィックをフィルターリングするためのマップを維持できます。このオプションを使用すると、ユーザーは、ハッシュの衝突によって自動的に無効になった場合にスヌーピングを再度有効にできます。ハッシュの衝突が解決されていない場合は、再度有効にしないでください。 |
multicast_startup_query_count | メンバーシップ情報を決定するのに起動時に送信されるクエリーの数を設定します。 |
multicast_startup_query_interval | メンバーシップ情報を決定するために起動時に送信されるクエリー間の時間をデシ秒単位で設定します。 |