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10.5.19.3. ホストの手動更新

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yum コマンドを使用してホストを更新できます。セキュリティーやバグに関する修正がタイムリーに適用されるように、システムを定期的に更新してください。

制限事項

  • RHVH の更新時には、/etc および /var ディレクトリーに変更されたコンテンツのみを保持します。他のパスに含まれる変更されたデータは更新時に上書きされます。
  • クラスターレベリで移行が有効化されている場合には、仮想マシンはそのクラスター内の別のホストに自動的に移行されます。使用率が比較的に低い時間帯にホストを更新してください。
  • セルフホスト型エンジン環境では、Manager 用仮想マシンは同一クラスター内のセルフホスト型エンジンノード間でのみ移行が可能です。通常のホストに移行することはできません。
  • ホストが属するクラスターには、ホストがメンテナンスを実行するのに十分なメモリーが確保されている必要があります。確保されていないと、仮想マシンの移行がハングして失敗してしまいます。ホストを更新する前に一部またはすべての仮想マシンをシャットダウンしておくと、ホスト更新によるメモリー使用量を低減することができます。
  • すべてのホストを同時に更新しないでください。Storage Pool Manager (SPM) のタスクを実行するために、1 台のホストは使用可能な状態でなければなりません。
  • ホストに固定された仮想マシン (vGPU を使用している仮想マシンなど) を別のホストに移行することはできません。ホストを更新する前に、固定された仮想マシンをシャットダウンする必要があります。

手順

  1. 適切なリポジトリーが有効であることを確認します。yum repolist を実行して、現在有効なリポジトリーを確認することができます。

    • Red Hat Virtualization Host の場合:

      # subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-rhvh-4-rpms
    • Red Hat Enterprise Linux ホストの場合:

      # subscription-manager repos \
          --enable=rhel-7-server-rpms \
          --enable=rhel-7-server-rhv-4-mgmt-agent-rpms \
          --enable=rhel-7-server-ansible-2.9-rpms
  2. 管理ポータルで コンピュート ホスト をクリックし、更新するホストを選択します。
  3. 管理 メンテナーンス をクリックします。
  4. ホストを更新します。

    # yum update
  5. すべての更新が正常に適用されるように、ホストを再起動します。

    注記

    imgbased ログを確認して、Red Hat Virtualization Host 向けの追加パッケージの更新に失敗したものがないかを確認します。更新後に一部のパッケージの再インストールに失敗した場合には、そのパッケージが /var/imgbased/persisted-rpms に記載されていることを確認します。足りないパッケージを追加してから rpm -Uvh /var/imgbased/persisted-rpms/* を実行します。

Red Hat Virtualization 環境内のホストごとに同じ手順を繰り返してください。

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