10.5.19.2. 個々のホストの更新
ホストのアップグレードマネージャーを使用して、管理ポータルから直接個々のホストを更新します。
アップグレードマネージャーが確認するのは、ステータスが Up または Non-operational のホストだけです。ステータスが Maintenance のホストは確認されません。
制限事項
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RHVH の更新時には、
/etc
および/var
ディレクトリーに変更されたコンテンツのみを保持します。他のパスに含まれる変更されたデータは更新時に上書きされます。 - クラスターレベリで移行が有効化されている場合には、仮想マシンはそのクラスター内の別のホストに自動的に移行されます。使用率が比較的に低い時間帯にホストを更新してください。
- セルフホスト型エンジン環境では、Manager 用仮想マシンは同一クラスター内のセルフホスト型エンジンノード間でのみ移行が可能です。通常のホストに移行することはできません。
- ホストが属するクラスターには、ホストがメンテナンスを実行するのに十分なメモリーが確保されている必要があります。確保されていないと、仮想マシンの移行がハングして失敗してしまいます。ホストを更新する前に一部またはすべての仮想マシンをシャットダウンしておくと、ホスト更新によるメモリー使用量を低減することができます。
- すべてのホストを同時に更新しないでください。Storage Pool Manager (SPM) のタスクを実行するために、1 台のホストは使用可能な状態でなければなりません。
- ホストに固定された仮想マシン (vGPU を使用している仮想マシンなど) を別のホストに移行することはできません。ホストを更新する前に、固定された仮想マシンをシャットダウンする必要があります。
手順
適切なリポジトリーが有効であることを確認します。現在有効なリポジトリーの一覧を表示するには、
yum repolist
を実行します。Red Hat Virtualization Host の場合:
# subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-rhvh-4-rpms
Red Hat Enterprise Linux ホストの場合:
# subscription-manager repos \ --enable=rhel-7-server-rpms \ --enable=rhel-7-server-rhv-4-mgmt-agent-rpms \ --enable=rhel-7-server-ansible-2.9-rpms
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管理ポータルで
をクリックし、更新するホストを選択します。 をクリックしてから をクリックします。 通知ドロワー ( ) を開き、イベント セクションを展開して結果を表示します。
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更新が利用可能であれば、
をクリックします。 にホストの情報が更新され、ステータスが以下の順序で変わります。 Maintenance > Installing > Reboot > Up
注記更新が失敗すると、ホストのステータスは Install Failed に変わります。Install Failed のステータスから
を再度クリックすることができます。
Red Hat Virtualization 環境内のホストごとに同じ手順を繰り返してください。
Red Hat は、管理ポータルからホストを更新することをお勧めします。ただし、管理ポータルの代わりに yum update
を使用してホストを更新することもできます。