16.2.3.2. 別のマシンへの Data Warehouse サービスの移行
Red Hat Virtualization Manager マシンにインストールおよび設定した Data Warehouse サービスを、別のマシンに移行することができます。Data Warehouse サービスを別のマシンでホストすることは、Manager マシンの負荷を削減する上で役立ちます。
この手順では、Data Warehouse サービスのみを移行することに注意してください。
Data Warehouse サービスを移行する前に Data Warehouse データベース (ovirt_engine_history) を移行する場合は、「別のマシンへの Data Warehouse データベースの移行」 を参照してください。
前提条件
- Manager と Data Warehouse が同じマシン上にインストールおよび設定されている必要があります。
新たな Data Warehouse マシンを設定するには、以下の項目が必要です。
- Manager /etc/ovirt-engine/engine.conf.d/10-setup-database.conf ファイルからのパスワード
- Data Warehouse マシンから Manager データベースマシンの TCP ポート 5432 へのアクセス許可
-
Manager の /etc/ovirt-engine-dwh/ovirt-engine-dwhd.conf.d/10-setup-database.conf ファイルからの Data Warehouse データベースのユーザー名とパスワード。「別のマシンへの Data Warehouse データベースの移行」 を使用して
ovirt_engine_historyデータベースを移行した場合、バックアップには、そのマシンでデータベースの設定中に定義した認証情報が含まれます。
このシナリオのインストールでは、以下の 4 つのステップを実施する必要があります。
16.2.3.2.1. 新たな Data Warehouse マシンの準備 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Virtualization のリポジトリーを有効にし、Red Hat Enterprise Linux 7 マシンに Data Warehouse セットアップパッケージをインストールします。
必要なリポジトリーを有効にします。
コンテンツ配信ネットワークにシステムを登録します。プロンプトが表示されたら、カスタマーポータルのユーザー名とパスワードを入力します。
subscription-manager register
# subscription-manager registerCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Red Hat Virtualization Managerのサブスクリプションプールを見つけ、プール ID を記録します。subscription-manager list --available
# subscription-manager list --availableCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 上記のプール ID を使用して、サブスクリプションをシステムにアタッチします。
subscription-manager attach --pool=pool_id
# subscription-manager attach --pool=pool_idCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow リポジトリーを設定します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
現在インストールされている全パッケージを最新の状態にします。
yum update
# yum updateCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ovirt-engine-dwh-setupパッケージをインストールします。yum install ovirt-engine-dwh-setup
# yum install ovirt-engine-dwh-setupCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow