第7章 データセンター
7.1. データセンターの概要
データセンターとは、特定の環境で使用するリソースのセットを定義する論理エンティティーです。データセンターは、コンテナーリソース (クラスターとホストの形式の論理リソースで設定)、ネットワークリソース (論理ネットワークと物理 NIC の形式)、およびストレージリソース (ストレージドメインの形式) と見なされます。
データセンターには、複数のホストを含む複数のクラスターを含めることができます。複数のストレージドメインが関連付けられており、各ホスト上の複数の仮想マシンをサポートすることができます。Red Hat Virtualization 環境には複数のデータセンターを含めることができます。データセンターインフラストラクチャーを使用すると、これらのセンターを分離した状態にすることができます。
すべてのデータセンターは、1 つの管理ポータルから管理されます。
図7.1 データセンター
![523](https://access.redhat.com/webassets/avalon/d/Red_Hat_Virtualization-4.3-Administration_Guide-ja-JP/images/3c9ac5bc07f52248932f37e14daa0938/523.png)
Red Hat Virtualization は、インストール時にデフォルトのデータセンターを作成します。デフォルトのデータセンターを設定するか、または適切に名前が付けられたデータセンターを設定できます。