1.2. システムパーミッション
パーミッションにより、ユーザーはオブジェクトに対してアクションを実行できます。オブジェクトは個別のオブジェクトまたはコンテナーオブジェクトのいずれかになります。コンテナーオブジェクトに適用されるパーミッションは、そのコンテナーのすべてのメンバーにも適用されます。
図1.2 パーミッションおよびロール
![496](https://access.redhat.com/webassets/avalon/d/Red_Hat_Virtualization-4.3-Administration_Guide-ja-JP/images/301e869295a0d2a787ec39c3f4239907/496.png)
図1.3 Red Hat Virtualization オブジェクトの階層
![492](https://access.redhat.com/webassets/avalon/d/Red_Hat_Virtualization-4.3-Administration_Guide-ja-JP/images/35ce2389f48bb8150ec2ca0d7cf6df91/492.png)
1.2.1. ユーザープロパティー
ロールおよびパーミッションはユーザーのプロパティーです。ロールとは、異なるレベルの物理および仮想リソースへのアクセスを許可する、事前定義された一連の権限のことです。マルチレベル管理では、パーミッションを細かく階層化できます。たとえば、データセンター管理者はデータセンター内の全オブジェクトを管理するパーミッションを持ち、ホスト管理者は 1 つの物理ホストのシステム管理者パーミッションを持ちます。あるユーザーは、単一の仮想マシンを使用するパーミッションを持っていても、仮想マシンの設定を変更できません。一方、別のユーザーは、仮想マシンのシステムパーミッションを割り当てることができます。