9.4.9. IPv6 ネットワーキングサポート
Red Hat Virtualization はほとんどのコンテキストで静的 IPv6 ネットワーキングをサポートします。
注記
Red Hat Virtualization では、Manager を実行しているコンピューターまたは仮想マシン (または Manager マシン) で、引き続き IPv6 を有効にする必要があります。お使いのシステムが IPv6 を使用しない場合でも、Manager マシンで IPv6 を無効にしないでください。
IPv6 の制限事項
- スタティックな IPv6 アドレッシングのみ対応しています。DHCP や Stateless Address Autoconfiguration による動的な IPv6 アドレスの設定はサポートしていません。
- デュアルスタックアドレッシング、IPv4 および IPv6 はサポートされていません。
- OVN のネットワークは、IPv4 または IPv6 のみで使用できます。
- クラスターの IPv4 から IPv6 への切り替えはサポートされていません。
- IPv6 では、ホストごとに 1 つのゲートウェイしか設定できません。
- 両方のネットワークが単一のゲートウェイを共有している (同じサブネット上にある) 場合には、デフォルトルートのロールを管理ネットワーク (ovirtmgmt) から別の論理ネットワークに移動できます。ホストと Manager は同じ IPv6 ゲートウェイを持つ必要があります。ホストと Manager が同じサブネット上にない場合、IPv6 ゲートウェイが削除されたために Manager がホストとの接続を失う可能性があります。
- IPv6 アドレスの gluster サーバーで glusterfs ストレージドメインを使用することはサポートされていません。