272.2. オプション
Scheduler コンポーネントは、以下に示す 2 個のオプションをサポートしています。
名前 | 説明 | デフォルト | タイプ |
---|---|---|---|
concurrentTasks (スケジューラー) | スケジューリングスレッドプールによって使用されるスレッドの数。デフォルトでは、単一のスレッドを使用します | 1 | int |
resolveProperty Placeholders (advanced) | 起動時にコンポーネントがプロパティープレースホルダーを解決するかどうか。String タイプのプロパティーのみがプロパティープレースホルダーを使用できます。 | true | boolean |
スケジューラーエンドポイントは、URI 構文を使用して設定されます。
scheduler:name
パスおよびクエリーパラメーターを使用します。
272.2.1. パスパラメーター (1 個のパラメーター):
名前 | 説明 | デフォルト | タイプ |
---|---|---|---|
name | 必須 スケジューラーの名前 | String |
272.2.2. クエリーパラメーター (20 パラメーター)
名前 | 説明 | デフォルト | タイプ |
---|---|---|---|
bridgeErrorHandler (consumer) | コンシューマーの Camel ルーティングエラーハンドラーへのブリッジを許可します。よって、コンシューマーが受信メッセージなどの取得を試行している間に発生した例外は、メッセージとして処理され、ルーティングエラーハンドラーによって処理されます。デフォルトでは、コンシューマーは org.apache.camel.spi.ExceptionHandler を使用して例外に対応し、WARN/ERROR レベルでログに記録され、無視されます。 | false | boolean |
sendEmptyMessageWhenIdle (consumer) | ポーリングコンシューマーがファイルをポーリングしなかった場合、このオプションを有効にして、代わりに空のメッセージ (ボディーなし) を送信できます。 | false | boolean |
exceptionHandler (consumer) | コンシューマーによるカスタム ExceptionHandler の使用を許可します。bridgeErrorHandler オプションが有効な場合は、このオプションは使用されないことに注意してください。デフォルトでは、コンシューマーは例外に対応し、WARN/ERROR レベルでログに記録され、無視されます。 | ExceptionHandler | |
exchangePattern (consumer) | エクスチェンジの作成時にデフォルトのエクスチェンジパターンを設定します。 | ExchangePattern | |
pollStrategy (consumer) | プラグ可能な org.apache.camel.PollingConsumerPollingStrategy を使用すると、エクスチェンジが作成され、Camel でルーティングされる前に、通常はポーリング操作中に発生するエラー処理を制御するカスタム実装が提供できます。つまり、ポーリングにより情報を収集しているときにエラーが発生し (例えばファイルネットワークへのアクセスに失敗した)、Camel はそれにアクセスしてファイルをスキャンできません。デフォルトの実装では、WARN レベルで原因となった例外をログに記録し、無視します。 | PollingConsumerPoll Strategy | |
synchronous (advanced) | 同期処理を厳密に使用するか、Camel が非同期処理を使用できるかどうかを設定します (サポートされている場合)。 | false | boolean |
backoffErrorThreshold (scheduler) | backoffMultipler が開始する前に発生する必要がある後続のエラーポーリング (エラーによって失敗した) の数。 | int | |
backoffIdleThreshold (scheduler) | backoffMultipler が開始する前に発生する必要がある後続のアイドルポーリングの数。 | int | |
backoffMultiplier (scheduler) | 後続のアイドル状態/エラーが連続して発生した場合に、スケジュールされたポーリングコンシューマーのバックオフを許可します。乗数は、実際に次の試行が行われる前にスキップされるポーリングの数です。このオプションが使用されている場合は、backoffIdleThreshold や backoffErrorThreshold も設定する必要があります。 | int | |
concurrentTasks (スケジューラー) | スケジューリングスレッドプールによって使用されるスレッドの数。デフォルトでは、単一のスレッドを使用します | 1 | int |
delay (scheduler) | 次のポーリングまでの時間 (ミリ秒単位)。デフォルト値は 500 です。60s (60 秒)、5m30s (5 分 30 秒)、1h (1 時間) などの単位を使用して時間値を指定することもできます。 | 500 | long |
greedy (scheduler) | greedy が有効で、以前の実行が 1 つ以上のメッセージをポーリングした場合、ScheduledPollConsumer は即座に再度実行されます。 | false | boolean |
initialDelay (scheduler) | 最初のポーリングが開始されるまでの時間 (ミリ秒単位)。デフォルト値は 1000 です。60s (60 秒)、5m30s (5 分 30 秒)、1h (1 時間) などの単位を使用して時間値を指定することもできます。 | 1000 | long |
runLoggingLevel (scheduler) | コンシューマーはポーリング時に開始/完了のログ行を記録します。このオプションを使用すると、ログレベルを設定できます。 | TRACE | LoggingLevel |
scheduledExecutorService (scheduler) | コンシューマーに使用するカスタム/共有スレッドプールを設定できます。デフォルトでは、各コンシューマーに独自の単一スレッドのスレッドプールがあります。このオプションを使用すると、複数のコンシューマー間でスレッドプールを共有できます。 | ScheduledExecutor Service | |
scheduler (scheduler) | カスタムの org.apache.camel.spi.ScheduledPollConsumerScheduler をプラグインして、ポーリングコンシューマーの実行時に起動するスケジューラーとして使用できるようにします。デフォルトの実装では ScheduledExecutorService を使用し、CRON 式をサポートする Quartz2 および Spring ベースのものがあります。注記: カスタムスケジューラーを使用している場合、initialDelay、useFixedDelay、timeUnit、および scheduledExecutorService のオプションが使用されていない可能性があります。Quartz2 スケジューラーの使用を参照するにはテキスト Quartz2 を使用し、Spring ベースを使用するにはテキスト spring を使用し、レジストリー内の ID でカスタムスケジューラーを参照するにはテキスト myScheduler を使用します。例については、Quartz2 ページを参照してください。 | none | ScheduledPollConsumer Scheduler |
schedulerProperties (scheduler) | カスタムスケジューラーまたは Quartz2 や Spring ベースのスケジューラーを使用する場合に、追加のプロパティーを設定します。 | Map | |
startScheduler (scheduler) | スケジューラーを自動起動するかどうか。 | true | boolean |
timeUnit (scheduler) | initialDelay および delay オプションの時間単位。 | MILLISECONDS | TimeUnit |
useFixedDelay (scheduler) | 固定遅延または固定レートを使用するかどうかを制御します。詳細は、JDK の ScheduledExecutorService を参照してください。 | true | boolean |