4.6. OpenShift Cluster Manager を使用したインストール後のプロキシーの設定
Red Hat OpenShift Cluster Manager を使用して、Virtual Private Cloud (VPC) の既存の OpenShift Dedicated クラスターにクラスター全体のプロキシー設定を追加できます。プロキシーは、Customer Cloud Subscription (CCS) モデルを使用するクラスターに対してのみ有効にできます。
OpenShift Cluster Manager を使用して、既存のクラスター全体のプロキシー設定を更新することもできます。たとえば、プロキシーのネットワークアドレスを更新するか、プロキシーの認証局のいずれかが期限切れになる場合は追加の信頼バンドルを置き換える必要がある場合があります。
クラスターはプロキシー設定をコントロールプレーンおよびコンピュートノードに適用します。設定の適用時に、各クラスターノードは一時的にスケジュール不可能な状態になり、そのワークロードがドレイン (解放) されます。プロセスの一環として各ノードが再起動されます。
前提条件
- Customer Cloud Subscription (CCS) モデルを使用する OpenShift Dedicated クラスターがある。
- クラスターが VPC にデプロイされている。
手順
- OpenShift Cluster Manager に移動し、クラスターを選択します。
- Networking ページの Virtual Private Cloud (VPC) セクションで、Edit cluster-wide proxy をクリックします。
Edit cluster-wide proxy ページで、プロキシー設定の詳細を指定します。
次のフィールドの少なくとも 1 つに値を入力します。
- 有効な HTTP proxy URL を指定します。
- 有効な HTTPS proxy URL を指定します。
-
Additional trust bundle フィールドに、PEM でエンコードされた X.509 証明書バンドルを指定します。既存の信頼バンドルファイルを置き換える場合は、Replace file を選択してフィールドを表示します。このバンドルはクラスターノードの信頼済み証明書ストアに追加されます。TLS 検査プロキシーを使用する場合は、プロキシーのアイデンティティー証明書が Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) 信頼バンドルからの認証局によって署名されない限り、追加の信頼バンドルファイルが必要です。この要件は、プロキシーが透過的であるか、
http-proxy
およびhttps-proxy
引数を使用して明示的な設定を必要とするかに関係なく適用されます。
- Confirm をクリックします。
検証
- Networking ページの Virtual Private Cloud (VPC) セクションで、クラスターのプロキシー設定が想定どおりであることを確認します。