第3章 OpenShift Dedicated クラスターのネットワーク検証
OpenShift Dedicated クラスターを既存の Virtual Private Cloud (VPC) にデプロイするとき、またはクラスターに新しいサブネットを持つ追加のマシンプールを作成するときに、ネットワーク検証チェックが自動的に実行します。このチェックによりネットワーク設定が検証され、エラーが強調表示されるため、デプロイメント前に設定の問題を解決できます。
ネットワーク検証チェックを手動で実行して、既存のクラスターの設定を検証することもできます。
3.1. OpenShift Dedicated クラスターのネットワーク検証について
OpenShift Dedicated クラスターを既存の Virtual Private Cloud (VPC) にデプロイするか、クラスターに新しいサブネットを持つ追加のマシンプールを作成すると、ネットワーク検証が自動的に実行します。これは、デプロイメント前に設定の問題を特定して解決するのに役立ちます。
Red Hat OpenShift Cluster Manager を使用してクラスターをインストールする準備をする場合は、Virtual Private Cloud (VPC) subnet settings ページのサブネット ID フィールドにサブネットを入力した後に自動チェックが実行します。
新しいサブネットを持つマシンプールをクラスターに追加すると、マシンプールがプロビジョニングされる前に、自動ネットワーク検証によってサブネットがチェックされ、ネットワーク接続が利用可能であることが確認されます。
自動ネットワーク検証が完了すると、レコードがサービスログに送信されます。レコードには、ネットワーク設定エラーを含む検証チェックの結果が示されます。特定された問題をデプロイメント前に解決すると、デプロイメントが成功する可能性が高くなります。
既存のクラスターに対してネットワーク検証を手動で実行することもできます。これにより、設定を変更した後にクラスターのネットワーク設定を検証できます。ネットワーク検証チェックを手動で実行する手順は、ネットワーク検証を手動で実行する を参照してください。