第7章 Hosted Control Plane の証明書の設定


クライアントと Hosted Control Plane 間のセキュアで暗号化された通信を確立するには、ホステッドクラスター用のサーバー証明書を設定する必要があります。

Hosted Control Plane の場合、証明書の設定手順はスタンドアロンの OpenShift Container Platform の場合とは異なります。

7.1. ホステッドクラスターでカスタム API サーバー証明書を設定する

API サーバーのカスタム証明書を設定するには、HostedCluster 設定の spec.configuration.apiServer セクションで証明書の詳細を指定します。

カスタム証明書は、Day 1 または Day 2 操作中に設定できます。ただし、サービス公開ストラテジーはホステッドクラスターの作成中に設定した後は変更できないため、設定する予定の Kubernetes API サーバーのホスト名を知っておく必要があります。

前提条件

  • 管理クラスターにカスタム証明書が含まれる Kubernetes シークレットを作成しました。シークレットには次の鍵が含まれています。

    • tls.crt: 証明書
    • tls.key: 秘密鍵
  • HostedCluster の設定に spec.configuration.apiServer.servingCerts.namedCertificates 仕様によるカスタム提供証明書が含まれている場合は、証明書のサブジェクト代替名 (SAN) が外部 API サーバーのアドレスと競合しないようにしてください。たとえば、環境で使用されるホスト名パターンに応じて、アドレスは api.<cluster_name>.<domain> の形式になります。

    HostedCluster リソースは、デフォルトの Kubernetes API サーバー証明書の SAN に外部 API アドレスを自動的に含めます。カスタム証明書と自動生成された Kubernetes API サーバー証明書の両方に同じホスト名が含まれている場合、TLS サービスの曖昧さを防ぐために、設定は拒否されます。

    この検証は、LoadBalancerNodePort を含む、すべてのサービス公開ストラテジーに適用されます。唯一の例外は、プライベート または パブリックアンドプライベートの エンドポイントアクセス設定でプロバイダーとして Amazon Web Services (AWS) を使用する場合で、その場合はプラットフォームが SAN の競合を管理します。

  • 証明書は外部 API エンドポイントに対して有効である必要があります。
  • 証明書の有効期間は、クラスターの予想されるライフサイクルと一致します。

手順

  1. 次のコマンドを入力して、カスタム証明書を使用してシークレットを作成します。

    $ oc create secret tls sample-hosted-kas-custom-cert \
      --cert=path/to/cert.crt \
      --key=path/to/key.key \
      -n <hosted_cluster_namespace>
  2. 次の例に示すように、カスタム証明書の詳細を使用して HostedCluster 設定を更新します。

    spec:
      configuration:
        apiServer:
          servingCerts:
            namedCertificates:
            - names:
              - api-custom-cert-sample-hosted.sample-hosted.example.com
              servingCertificate:
                name: sample-hosted-kas-custom-cert
    • spec.configuration.apiServer.servingCerts.namedCertificates.names は、証明書が有効な DNS 名のリストを指定します。
    • spec.configuration.apiServer.servingCerts.namedCertificates.servingCertificate は、カスタム証明書を含むシークレットの名前を指定します。
  3. 次のコマンドを入力して、HostedCluster 設定に変更を適用します。

    $ oc apply -f <hosted_cluster_config>.yaml

検証

  • API サーバー Pod をチェックして、新しい証明書がマウントされていることを確認します。
  • カスタムドメイン名を使用して API サーバーへの接続をテストします。
  • ブラウザーで、または openssl などのツールを使用して、証明書の詳細を確認します。
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