56.3. カスタム HBAC サービス用の HBAC サービスエントリーの追加
主なサービスとサービスグループは、デフォルトで HBAC ルール用に設定されますが、その他のプラグ可能な認証モジュール (PAM) サービスを HBAC サービスとして設定することもできます。これにより、HBAC ルールでカスタム PAM サービスを定義できるようになります。これらの PAM サービスファイルは、RHEL システムの etc/pam.d
ディレクトリーにあります。
サービスの HBAC サービスとしての追加と、ドメインへのサービスの追加は同じではありません。サービスをドメインに追加すると、ドメイン内の他のリソースでそのサービスを使用できるようにはなりますが、HBAC ルールで使用できるようにはなりません。
56.3.1. IdM WebUI でのカスタム HBAC サービス用の HBAC サービスエントリーの追加
カスタム HBAC サービスエントリーを追加するには、以下で説明する手順に従います。
手順
- Policy > Host-Based Access Control > HBAC Services を選択します。
- をクリックして HBAC サービスエントリーを追加します。
- サービスの名前を入力し、 をクリックします。
56.3.2. IdM CLI でのカスタム HBAC サービスの HBAC サービスエントリーの追加
カスタム HBAC サービスエントリーを追加するには、以下で説明する手順に従います。
手順
ipa hbacsvc-add
コマンドを使用します。たとえば、tftp
サービスのエントリーを追加するには、次のコマンドを実行します。$ ipa hbacsvc-add tftp ------------------------- Added HBAC service "tftp" ------------------------- Service name: tftp
関連情報
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詳細は、
ipa hbacsvc-add --help
を参照してください。