40.6. Ansible を使用して IdM にレプリカ合意が存在しない状態にする
Identity Management (IdM) サーバーに保存されているデータは、レプリカ合意に基づいて複製されます。2 台のサーバーでレプリカ合意が設定されている場合は、データを共有します。レプリカ合意は常に双方向的です。つまり、1 台目のレプリカから 2 台目のレプリカにデータがレプリケートされるだけでなく、2 台目のレプリカから 1 台目のレプリカにもデータがレプリケートされます。
IdM の 2 つのレプリカ間にレプリカ合意が存在しない状態にするには、次の手順を実行します。この例では、replica01.idm.example.com および replica02.idm.example.com IdM サーバーの間に、domain タイプのレプリカ合意が存在しない状態にする方法を説明します。
前提条件
- トポロジー内のレプリカの接続 に記載されている、IdM トポロジーの設計に関する推奨事項を理解している。
次の要件を満たすように Ansible コントロールノードを設定している。
- Ansible バージョン 2.13 以降を使用している。
-
ansible-freeipaパッケージがインストールされました。 - この例では、~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに、IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を含む Ansible インベントリーファイル が作成されていることを前提としています。
-
この例では、secret.yml Ansible vault に
ipaadmin_passwordが保存されていること、および secret.yml ファイルを保護するパスワードを格納しているファイルにアクセスできることを前提としています。
-
ターゲットノード (
ansible-freeipaモジュールが実行されるノード) が、IdM クライアント、サーバー、またはレプリカとして IdM ドメインに含まれている。
手順
~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに移動します。
$ cd ~/MyPlaybooks/ansible-freeipaパッケージによって提供されるdelete-topologysegment.ymlAnsible Playbook ファイルをコピーします。$ cp /usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/topology/delete-topologysegment.yml delete-topologysegment-copy.yml-
delete-topologysegment-copy.ymlファイルを編集のために開きます。 ipatopologysegmentタスクセクションに以下の変数を設定して、ファイルを調整します。-
ipaadmin_password変数の値が secret.yml Ansible vault ファイルで定義されていることを示します。 -
suffix変数はdomainに設定します。また、caデータが左右ノードと右のノード間で複製されないようにするには、変数をcaに設定します。 -
leftの変数を、レプリカ合意の左ノードである IdM サーバーの名前に設定します。 -
rightの変数を、レプリカ合意の右ノードである IdM サーバーの名前に設定します。 -
state変数は、absentに設定されていることを確認します。
以下は、今回の例で使用するように変更した Ansible Playbook ファイルです。
--- - name: Playbook to handle topologysegment hosts: ipaserver vars_files: - /home/user_name/MyPlaybooks/secret.yml tasks: - name: Delete topology segment ipatopologysegment: ipaadmin_password: "{{ ipaadmin_password }}" suffix: domain left: replica01.idm.example.com right: replica02.idm.example.com: state: absent-
- ファイルを保存します。
Ansible Playbook を実行します。Playbook ファイル、secret.yml ファイルを保護するパスワードを格納するファイル、およびインベントリーファイルを指定します。
$ ansible-playbook --vault-password-file=password_file -v -i inventory delete-topologysegment-copy.yml