検索

88.5. IdM クライアントの SSSD でのドメイン解決順序設定

download PDF

この手順では、IdM クライアントの SSSD 設定でドメイン解決の順序を設定します。この例では、IdM ホスト client2.idm.example.com が、以下の順番でユーザーとグループを検索するように設定します。

  1. Active Directory (AD) 子ドメイン subdomain1.ad.example.com
  2. AD root ドメイン ad.example.com
  3. IdM ドメイン idm.example.com
注記

ローカルの SSSD 設定のドメイン解決順序は、グローバルおよび ID ビュードメインの解決順序よりも優先されます。

前提条件

  • AD 環境で信頼を設定している。

手順

  1. テキストエディターで /etc/sssd/sssd.conf ファイルを開きます。
  2. このファイルの [sssd] セクションに domain_resolution_order オプションを設定します。

    domain_resolution_order = subdomain1.ad.example.com, ad.example.com, idm.example.com
  3. ファイルを保存してから閉じます。
  4. SSSD サービスを再起動して、新しい設定を読み込みます。

    [root@client2 ~]# systemctl restart sssd

検証手順

  • 短縮名だけを使用して、subdomain1.ad.example.com ドメインからユーザー情報を取得できることを確認します。

    [root@client2 ~]# id <user_from_subdomain1>
    uid=1916901106(user_from_subdomain1) gid=1916900513(domain users) groups=1916900513(domain users)
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.