62.4. Ansible を使用して IdM ユーザー、ホスト、およびサービスの SSL 証明書を取得する
ansible-freeipa
ipacert
モジュールを使用すると、Identity Management (IdM) ユーザー、ホスト、またはサービスに対して発行された SSL 証明書を取得し、マネージドノード上のファイルに保存できます。
前提条件
コントロールノードでは、
- Ansible バージョン 2.14 以降を使用している。
-
ansible-freeipa
パッケージをインストールしている。 - ~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに、IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用して Ansible インベントリーファイル を作成した。
-
secret.yml Ansible vault に
ipaadmin_password
が保存されている。
-
openssl x509 -noout -text -in <path_to_certificate>
コマンドを入力するなどして、証明書のシリアル番号を取得している。この例では、証明書のシリアル番号は 123456789 で、取得した証明書を保存するファイルは cert.pem です。
手順
次の内容を含む Ansible Playbook ファイル retrieve-certificate.yml を作成します。
--- - name: Playbook to retrieve a certificate and store it locally on the managed node hosts: ipaserver vars_files: - /home/user_name/MyPlaybooks/secret.yml tasks: - name: Retrieve a certificate and save it to file 'cert.pem' ipacert: ipaadmin_password: "{{ ipaadmin_password }}" serial_number: 123456789 certificate_out: cert.pem state: retrieved
証明書を取得します。
$ ansible-playbook --vault-password-file=password_file -v -i <path_to_inventory_directory>/hosts <path_to_playbooks_directory>/retrieve-certificate.yml