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8.6. sssd.conf ファイルで SSSD の詳細なロギングの有効化

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デフォルトでは、RHEL 8.4 以降の SSSD サービスは、重大な失敗 (デバッグレベル 2) のみをログに記録しますが、認証問題のトラブルシューティングに必要な詳細レベルではログに記録されません。

SSSD サービスの再起動時に詳細なロギングを有効にするには、/etc/sssd/sssd.conf 設定ファイルの各セクションに debug_level=<integer> オプションを追加します。ここで、<integer> の値は 0 から 9 の数字になります。デバッグレベルは最大 3 つのログで、最大 3 つのログで、レベル 8 以上では、多くの詳細なログメッセージを提供します。レベル 6 は、認証の問題のデバッグに役立ちます。

前提条件

  • sssd.conf 設定ファイルを編集し、SSSD サービスを再起動するには、root パスワードが必要です。

手順

  1. テキストエディターで /etc/sssd/sssd.conf ファイルを開きます。
  2. debug_level オプションをファイルのすべてのセクションに追加し、デバッグレベルを、選択した詳細に設定します。

    [domain/example.com]
    debug_level = 6
    id_provider = ipa
    ...
    
    [sssd]
    debug_level = 6
    services = nss, pam, ifp, ssh, sudo
    domains = example.com
    
    [nss]
    debug_level = 6
    
    [pam]
    debug_level = 6
    
    [sudo]
    debug_level = 6
    
    [ssh]
    debug_level = 6
    
    [pac]
    debug_level = 6
    
    [ifp]
    debug_level = 6
  3. sssd.conf ファイルを保存して閉じます。
  4. SSSD サービスを再起動して、新しい設定を読み込みます。

    [root@server ~]# systemctl restart sssd
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