13.2.3.3. brokerRackInitImage
ラックアウェアネス (Rack Awareness) が有効である場合、Kafka ブローカー Pod は init コンテナーを使用して OpenShift クラスターノードからラベルを収集します。このコンテナーに使用されるコンテナーイメージは、brokerRackInitImage
プロパティーを使用して設定できます。brokerRackInitImage
フィールドがない場合、以下のイメージが優先度順に使用されます。
-
Cluster Operator 設定の
STRIMZI_DEFAULT_KAFKA_INIT_IMAGE
環境変数に指定されたコンテナーイメージ。 -
registry.redhat.io/amq7/amq-streams-rhel7-operator:1.8.0
コンテナーイメージ。
brokerRackInitImage
の設定例
apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta2 kind: Kafka metadata: name: my-cluster spec: kafka: # ... rack: topologyKey: topology.kubernetes.io/zone brokerRackInitImage: my-org/my-image:latest # ...
コンテナーイメージのオーバーライドは、別のコンテナーレジストリーを使用する必要がある特別な状況でのみ推奨されます。たとえば、AMQ Streams によって使用されるコンテナーレジストリーにネットワークがアクセスできない場合などがこれに該当します。この場合は、AMQ Streams イメージをコピーするか、ソースからビルドする必要があります。設定したイメージが AMQ Streams イメージと互換性のない場合は、適切に機能しない可能性があります。