付録E その他のテクニカルドキュメント
Anaconda および Red Hat Enterprise Linux システムはいずれも、共通のソフトウェアコンポーネントのセットを使用します。重要なテクノロジーの詳細は、以下に示す Web サイトを参照してください。
- ブートローダー
- Red Hat Enterprise Linux は、GRUB2 ブートローダーを使用します。『Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド』の該当する箇所を参照してください。
- ストレージ管理
- 論理ボリューム管理 (LVM) では、管理者に対してさまざまなストレージ管理機能を提供します。デフォルトでは、Red Hat Enterprise Linux インストールプロセスは、ドライブを LVM ボリュームとしてフォーマットします。詳細は、『Red Hat Enterprise Linux 7 論理ボリュームマネージャーの管理』を参照してください。
- リモートディスプレイ
- Red Hat Enterprise Linux および Anaconda には、グラフィカルディスプレイへのリモートアクセスを可能にする VNC (Virtual Network Computing)ソフトウェアが含まれています。VNC の詳細については、『Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド』 の TigerVNC の章を参照してください。Red Hat カスタマーポータルの VNC Configurator アプリケーションを使って、VNC サーバーおよびクライアントの設定をガイドに従って実施することもできます。
- リモートシステムアクセス
- Red Hat Enterprise Linux には、システムにリモートアクセスできるように OpenSSH スイートが組み込まれています。SSH サービスにより、他のシステムからのコマンドラインへのアクセス、遠隔からのコマンド実行、ネットワークファイルの転送などの機能が利用できるようになります。インストールプロセス時に、Anaconda は OpenSSH の scp 機能を使用してクラッシュレポートをリモートシステムに転送する場合があります。OpenSSH の詳細についてはRed Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイドの該当のセクションを参照してください。
- アクセス制御
- SELinux では、標準の Linux セキュリティー機能を補完する Mandatory Access Control (MAC) 機能を提供しています。詳細は、『Red Hat Enterprise Linux 7 SELinux ユーザーおよび管理者のガイド』を参照してください。
- ファイアウォール
- Red Hat Enterprise Linux は、firewalld を使用してファイアウォール機能を提供します。詳細情報は、『Red Hat Enterprise Linux 7 セキュリティーガイド』を参照してください。
- ソフトウェアのインストール
- Red Hat Enterprise Linux は、yum を使用して、システムを設定する RPM パッケージを管理します。詳細は、『Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド』を参照してください。
- 仮想化
- 仮想化では、同じコンピューターで複数のオペレーティングシステムを同時に実行できます。Red Hat Enterprise Linux には Red Hat Enterprise Linux ホスト上にセカンダリーのシステムをインストールして管理を行うためのツールも収納されています。仮想化のサポートはインストール中でも、インストール後でも選択可能です。詳細は、Red Hat Enterprise Linux 7 仮想化の導入および管理ガイドを参照してください。