13.17. Kdump
この画面を使用して、このシステムで Kdump を使用するかどうかを選択します。kdump は、カーネルクラッシュをダンプするメカニズムで、システムクラッシュが発生した場合は、クラッシュの原因を判断するのに非常に重要な情報をキャプチャーします。
Kdump を有効にする場合は、一定量のシステムメモリーを予約する必要があります。このため、プロセスに利用可能なメモリー容量は少なくなります。
IBM Power System LPAR は、Kdump の代替ダンプキャプチャーメカニズムであるファームウェア支援ダンプ(fadump)をサポートします。fadump では、カーネルの新しいコピーで読み込まれる完全にリセットされたシステムからダンプキャプチャーが行われます。特に、PCI デバイスおよび I/O デバイスは再初期化され、クリーンで一貫性のある状態であるため、Kdump の代替手段になります。fadump は Kdump に代わるものですが、fadump では Kdump を有効にする必要があります。この画面で fadump を有効にすることができます。
このシステムで Kdump を使用しない場合は、 のチェックを外します。それ以外の場合は、Kdump 用に確保するメモリー容量を設定します。インストーラーで自動的に保持する容量を決定するか、手動で任意の容量を設定することができます。設定が適切であれば、 をクリックして設定を保存し、前の画面に戻ります。
図13.35 Kdump の有効化と設定
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