21.4. キックスタートを使ったインストールのパラメーター


以下のパラメーターは、パラメーターファイル内で定義できますが、CMS 設定ファイル内では機能しません。
inst.ks=URL
キックスタートファイルを参照します。これは通常、IBM Z 上の Linux インストールのネットワークにあります。URL を、キックスタートファイルのファイル名を含む完全なパスに置き換えます。このパラメーターは、キックスタートによる自動インストールを有効にします。詳細は キックスタート起動オプション および 「キックスタートを使ったインストールの開始」 を参照してください。
RUNKS=value
重要
このパラメーターは非推奨となっています。キックスタートファイル内でこれを使用すると、無視されます。IBM Z でキックスタートインストールを開始するのに必要なのは、inst.ks= パラメーターのみです。
ここでは、SSH を使用したネットワーク上でログインを必要とせずに Linux コンソール上で自動的にローダーを実行する場合、value1 と定義します。RUNKS=1 を使用するには、コンソールがフルスクリーンをサポートするか、以下の inst.cmdline オプションを使用する必要があります。後者は、z/VM 環境下の 3270 ターミナルまたは LPAR 用のオペレーティングシステムメッセージコンソールに適用されるものです。キックスタートによる完全自動インストールには、RUNKS=1 が推奨されます。RUNKS=1 が設定されている場合、インストールプログラムはパラメーターエラーの発生時に自動的に続行され、ユーザーの対話を求めるプロンプトにより無人インストールが中断されません。
パラメーターを省略するか、または RUNKS=0 を指定します。
inst.cmdline
このオプションが指定されている場合は、ラインモード端末 (z/VM 環境下の 3270 や LPAR 用のオペレーティングシステムメッセージなど) の出力が読み取り可能になります。これは、インストールプログラムが、UNIX スタイルのコンソールにのみ適用されるエスケープ端末シーケンスを無効にするためです。インストールプログラムは、cmdline モード内での対話式のユーザー入力をサポートしないため、すべての質問に回答するキックスタートファイルによるインストールが必要になります。
inst.cmdline オプションを使用する前に、キックスタートファイルに必要なパラメーターがすべて含まれていることを確認してください。必要なコマンドがないと、インストールが失敗します。詳細は 27章キックスタートを使ったインストール を参照してください。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.