12.2.3. chkconfig ユーティリティーの使用
chkconfig ユーティリティーは、選択したサービスの起動に使用するランレベルを指定したり、現在の設定とともに利用可能なすべてのサービスを一覧表示したりできるコマンドラインツールです。リストを除き、このコマンドを使用するにはスーパーユーザー権限が必要です。
12.2.3.1. サービスの一覧表示 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
システムサービスの一覧(
/etc/rc.d/init.d/
ディレクトリーからのサービス、xinetdが制御するサービス)を表示するには、type chkconfig --list を指定するか、引数なしで chkconfig を使用します。以下のような出力が表示されます。
各行には、番号付きの各ランレベルのサービス名(オン または オフ)が続きます。たとえば、上記のリストでは NetworkManager はランレベル 2、3、4、5 で有効になっていますが、abrtd はランレベル 3 と 5 で実行されます。xinetd ベースのサービスは、最後に オン または off に一覧表示されます。
選択したサービスの現在の設定のみを表示するには、chkconfig --list の後にサービス名を指定します。
chkconfig --list service_name
chkconfig --list service_name
たとえば、
sshd
サービスの現在の設定を表示するには、以下を入力します。
chkconfig --list sshd
~]# chkconfig --list sshd
sshd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
このコマンドを使用して、xinetd が管理するサービスの状態を表示することもできます。この場合、出力には、サービスが有効または無効なかどうかのみが表示されます。
chkconfig --list rsync
~]# chkconfig --list rsync
rsync off